MIYOSHIN海外ニュース

世界の役立つ情報をわかりやすくお伝えします。

ミャンマーの市民弾圧に対し有効な手はあるのか

血塗られた国民の祝日 ミャンマーの軍隊による市民弾圧は止まる気配をみせません。 毎日100名近くの犠牲者が出ており、その中にはデモに参加していない子供や一般市民も含まれます。 市民に銃口を向ける国軍の姿勢には国際社会から厳しい非難が浴びせられて…

新疆ウイグルの問題に対して西側企業に踏み絵を迫る中国

アパレル企業が直面する二者一択 新疆ウイグル自治区における中国政府のウイグル人への弾圧は、最近欧米のメディアでしばしば取り上げられる様になりました。 英米に続いて、EUもついにこの問題に関して制裁措置を発表しました。 これに対して中国政府は反撃…

欧州復興基金にドイツ憲法裁判所が待ったをかけた

第三波が襲うEU各国 新型コロナ感染は欧州で再拡大しています。 フランスやドイツでは変異種の感染が進み、これに反応したドイツのメルケル首相は先日急遽ロックダウンを発表しました。 しかし、その後準備が整っていなかった事から、ロックダウンを取りやめ…

巨大コンテナ船の座礁 - どうやって船を解放するのか

出典:BBC 世界経済の大動脈での座礁事故 スエズ運河で大型コンテナ船が座礁したとのニュースが流れました。 原因は霧の様ですが、どうもこの船を元に戻すのは想像以上に大変な作業の様です。 英BBCが「Suez Canal: How are they trying to free the Ever Gi…

アジアシフトする英国を批判するEU

インド太平洋にシフトする英国 英国はブレグジット後、EUの一国という立場を脱し、インド太平洋に重点を移し、大英帝国の復活を目指す模様ですが、これをEU側はどの様に見ているのでしょうか。 米誌Foreign AffairsはThe Delusions of Global Britain - Lond…

未開の大陸アフリカは覚醒するか

意外に大きいアフリカ大陸 アフリカ大陸の面積がヨーロッパの3倍あると言うと、多くの人は驚かれると思います。 見慣れたメルカトル図法で描かれた世界地図は両極に行けば行くほど大きく描かれるので、赤道を中心に南北に広がるアフリカ大陸は実際よりかなり…

無人運転で世界のリーダーに躍り出るか - 中国のIT巨人バイドゥ

バイドゥの急成長 バイドゥ(Baidu)という会社ご存知ですか。 中国語では「百度」と書く様ですが、中国で最大の検索エンジンを提供している会社で、そのシェアは何と70%にも上ります。 中国のIT企業といえば、アリババ、テンセント、ファーウエイ辺りが有名…

ワクチン接種レースでトップに躍り出たチリ

意外なトップランナー ワクチン接種において、先頭を走ったのはイスラエルでした。 英国や米国も急ピッチで接種を進めています。 しかし意外な伏兵が現れました。 それは南米のチリです。 人口比で言えばどうもこの国がワクチン接種レースのトップを走ってい…

台湾への武力行使の可能性は

厳しい応酬が続いた米中のハイレベル会談 バイデン政権の最初のハイレベル会議は先週アラスカで行われましたが、冒頭から双方の厳しい批判合戦が始まり、外交儀礼から逸脱した内容になった模様です。 もちろん国内に対するポーズを示すため、強硬姿勢に出た…

日本型資本主義に将来はあるか

会社は誰のものか 昔、先輩から「会社は誰のためにあるのか」と質問されて、返答に窮した事を思い出します。 社員のためにあるのか、お客様のためにあるのか、はたまた株主のためにあるのか、会社が持つStake Holder(利害関係者)の数は多く、考えれば考え…

中国とどうやって付き合って行けば良いのか

政治弾圧を受けたものの上場ラッシュに沸く香港 香港の民主主義に対して中国は先週選挙制度を変更するという形で鉄槌を加えました。 この行動に対して、民主主義国家は中国政府を非難する程度で、有効な手を打てていません。 益々強大化し、傲慢になる中国に…

ワクチン接種で浮き彫りになったEUのアキレス腱

英アストラゼネカ社に責任転嫁したEU 新型コロナ感染の拡大は、世界中で政治家に活躍の場を与えました。 これ程までに政治家がテレビに継続的に映し出された事は、今までほとんど無かったはずです。 小池都知事やニューヨーク州のクオモ知事などは、人気の芸…

台湾産パイナップルを禁輸した中国の品格

パイナップル農家をいじめる中国 中国は台湾に対して圧力を強めていますが、最近台湾製のパイナップルの輸入禁止を決めました。 害虫が含まれていたことを口実にしていますが、明らかに蔡英文政権の揺さぶりを狙ったものと思われます。 米誌Foreign Policyが…

政治が関与した欧州のワクチン事情

使用を一時停止された英国製ワクチン 日本も遅まきながらワクチンの接種が始まりました。 日本が契約を結んでいるワクチンは英アストラゼネカ社と米ファイザー・独Biontech社の二つと報道されています。 その内1億2千万回(6千万人分)が供給される予定のア…

米国はインド洋を守る必要があるのか

インド太平洋という概念への疑問 「インド太平洋」というフレーズは最近頻繁に使われます。 先日行われたバイデン 大統領と菅首相のテレビ会議でも、日米関係は「自由で開かれたインド太平洋地域における平和と安定の基盤」であると語られました。 しかし、…