ロシアの耐久力 西側はかってない厳しい経済制裁をロシアに対して課しました。 その中にはSWIFTと呼ばれる国際的ドル送金システムからロシアの主要銀行を排除するという荒療治も含まれていました。 現在、この経済制裁はどの程度効いているのでしょうか。 英…
中国、インドとの関係を深めるロシア ロシアはヨーロッパなのかアジアなのかどちらでしょうか。 これはなかなか難しい問いです。 モスクワなど大都市を見ると、欧州に近く感じますが、ロシアは世界最大の国です。 その中にはタタール人等アジア系の人も多く…
トルコ新聞第一報を伝える 注目を集めるロシア - ウクライナ両国の和平会議が本日、トルコのイスタンブールで行われました。 オスマン帝国時代の宮殿であるドルマバフチェ宮殿で行われた両国代表団の会合について、第一報がトルコの大手紙Hürriyetによって発…
ロシアに体制変更を求めたバイデン 大統領 バイデン大統領の「プーチンは権力にとどまる事は出来ない」との発言が米国内外で波紋を呼んでいます。 この発言は当初の演説原稿にはなかった模様ですが、翌日ブリンケン国務長官が「大統領の発言は体制変更を求め…
米国の要請に応じないサウジ ロシアのウクライナ侵攻が引き起こした影響として、エネルギー価格の高騰そしてロシアへのエネルギー依存度を低下させようとの動きが挙げられます。 しかしいずれもそれほど簡単な仕事ではなさそうです。 というのもロシア以外の…
和平調停へ動くトルコ ウクライナの戦争は1ヶ月が経ちましたが、出口が見えません。 ゼレンスキー大統領はプーチン大統領に直接交渉を呼びかけていますが、後者はこれに応えません。 誰が和平の調停を行えるのでしょうか。その適格者は多くありません。何故…
中国の欧米への批判 ロシアがウクライナに侵攻してから1ヶ月が過ぎましたが、戦争は膠着状態に陥っている様です。 中国はロシアを支援している様ですが、ロシアに対する制裁の火の粉が飛んでこない様に慎重な構えを見せている様です。 中国が現在の情勢をど…
ロシアを驚かせた西側の団結 ロシアのウクライナ侵攻に対して、西側は一気にロシアに対する経済制裁を纏め上げました。 西側諸国の一致した動きは、ロシアにとっても予想外だったと思われます。 この経済制裁はロシアにとって当然のことながら大きなインパク…
世界最大の航空機市場 ウクライナの戦争に関するニュースの影に隠れ、あまり大きく取り上げられませんでしたが、中国におけるボーイング737型機の墜落は衝撃的でした。 ボーイングのこの小型機は、筆者がこれまで最も多く乗った飛行機であり、その信頼性と適…
東南アジアの視点 今回のウクライナ侵攻を世界各国の人々はどの様に見ているでしょうか。 欧米のメディアだけを見ていては、バランスを欠きます。 今回の戦争が台湾問題にも大きな影響を与えるという観点から、東南アジアの人々がどの様に感じているかを知る…
精力的に仲介を図るトルコ ロシア、ウクライナ戦争の停戦合意に向け、トルコ政府は奔走している様です。 この点について、先日英誌Economistの記事を取り上げましたが、今日はトルコのDaily News(トルコの英字紙)の 「Convergence observed in positions o…
中国の動向 ウクライナ危機に大きな影響を与えた国の一つはドイツですが、勿論中国が今後どの様に動くかも重要です。 この点について、英誌Economistが「The war in Ukraine will determine how China sees the world」(中国が世界をどの様に見るかを決定づ…
潮目を作ったドイツ首相 今回のウクライナ紛争において潮目があったとすると、それはドイツのショルツ首相がプーチン氏に三下り半を突きつけた時ではなかったかと思います。 それまでドイツは米国の強い要請にもかかわらず、ノルドストリーム2(ロシアとド…
ロシアに一目置かれるトルコ 先日、トルコのリゾート地アンタルヤでロシア・ウクライナ外相会談がトルコのアレンジの下行われましたが、昨日プーチン大統領はトルコのエルドアン大統領と電話会談を行った様です。 この会談について、英国のBBCが一報を報じま…
制裁対象から外れた金属 欧米はロシアに対して厳しい経済制裁を課していますが、制裁対象となっていない重要な金属資源があります。 それはニッケルです。 ニッケルは電気自動車のバッテリーの重要な構成要素であり、それが理由で対象から外れている訳です。…