MIYOSHIN海外ニュース

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コロナウイルス の後に何が起こるか(2)

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日本でも非常事態宣言

本日日本政府が非常事態宣言を行う事を決定しました。若干遅すぎたのではないかと思いますが、政府も経済への影響とか色々ありますので苦渋の決断だったと思います。ニューヨークの状況は悪化の一途を辿っており、英国はジョンソン首相が病院送りになるなど英米は大変苦しんでいる様です。一方、欧州ではイタリア、スペインで死者数の増加に歯止めがかかった様で、ピークアウトも近いのではと伝えられています。、

英米の苦悩

先進国なかでも英米両国は生物兵器によるテロ対策で世界最先端を行っている筈でしたが、今回意外なもろさを見せています。米国のアメリカ疾病予防管理センター(CDC)という組織は伝染病対策の分野では最高レベルの専門家を備えている筈ですが、今回のコロナウイルス に対してはうまく対応できていません。それだけ新型コロナウイルスは狡猾な細菌だと言えるのでは無いでしょうか。生物兵器は攻撃のターゲットを絞る様に設計されていますが、新型コロナウイルスは広く伝染し、かなりの割合で症状が出ない感染者を出します。彼らが感染を意識せず、他人に移してしまうところがこのウイルスのやっかいなところです。トルコ政府は若者が他人に感染させているとして、20歳以下の若者の外出禁止を発表しました。

間一髪の脱出

3月下旬にトルコに滞在していた頃、トルコの感染者数は現在の日本より少なかったです。まあ大丈夫だろうとたかをくくっていましたが、トルコ航空が日本への直行便を3月26日以降当面中止すると発表した時に迷いました。このままトルコに居たらどうなるだろうか。トルコ語もある程度理解するし、トルコ人の友人も沢山いるので何とかなるかとも思いましたが、Overshooting(伝染爆発)が起きて、医療崩壊したら助かる命も助からないと判断し、25日の最終便に乗りました。結果的にこの判断は正しかったと思います。トルコでの感染者数はそれから鰻登りとなり、昨日は累計で感染者数が二万人を超えました。帰国の際にイスタンブール空港の入り口で額に体温計を当てられましたが、もしあのとき熱があれば、帰国できなかったでしょう。間一髪だったと思います。今日現在トルコから空路で日本に帰るルートはありません。

グローバル化に急ブレーキ

このコロナウイルス が過ぎ去ったら、以前の様に世界中の人々が自由に行き来する状態に戻ると信じておられる方も多いかと思いますが、私はそう簡単には戻らないと思います。というのは海外で発病したら、その国の病院に入院せざるをえなくなりますし、急に国境封鎖となりますと、日本に長期間戻れなくなる可能性があるからです。このリスクは特に高齢者の方は取れないと思います。欧州で今回入院を余儀なくされた方の体験談下記のリンクご参照下さい。正直若い人でもこれはきついです。

ヨーロッパでコロナに感染して入院した話 - にゃんぶろ

トルコ航空の東京ーイスタンブール線はこれまで熟年カップルが多く見られましたが、今後はかなり厳しいと思います。世界はグローバル化の流れに対して大きくブレーキを踏む事になるでしょう。

 

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