MIYOSHIN海外ニュース

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トルコの感染者数急増

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トルコ感染者数でトップ10入り

今日ニュースを見てびっくりしました。愛するトルコの感染者数がなんと中国に迫る勢いで増加しています。下に貼り付けた日経作成のリストをご参照ください。本当の数字を発表しているかどうか疑わしい国もありますので、この数字を額面通り受け取るのは危険と思いますが、トルコの数字は実態を反映していると思います。かなり憂うべき事態ですが、救いはトルコにおける死者数が比較的少ない点です。感染者数に比し、約2%と我が国とほぼ同じレベルです。イタリアやスペインの様に死亡率が10%を超える国もある中で、健闘していると言えるでしょう。医療崩壊が生じていない証拠です。感染者数が多い国の中ではやはりドイツの死亡率の低さが特筆されます。高齢者が多いにもかかわらず、これだけ低い死亡率である点はドイツ政府の効果的な対応、医療インフラの充実を如実に物語っています。欧州で心配なのは英国、ベルギー、オランダ、スウエーデンですね。英国、スウェーデンは当初集団免疫(簡単に言うと、国民を早期に感染させ、集団として免疫を得ようと言うもの)を積極的に進めようとした国です。その後集団免疫は無理と判断し、方針転換しましたが、やはり手遅れだった様です。

 

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ブラジルは今後心配

欧州以外で心配なのはブラジルですね。ブラジルでは都市封鎖を行った州知事を大統領が批判し、封鎖解除を働きかけている様ですが、これは大変危険です。ブラジルは急速に感染者を増やしており、今封鎖を解けば悲惨な事態を招きかねません。コロナのやっかいなところは、一番被害を被るのがリモートワークできない低所得者層であるところです。彼らは働かなければ失業しますので、都市封鎖に理解を示しません。そういう大衆の心理を煽る政治家が出てきてますね。

セネガルの医師の分析

上記リストに未だ記載がありませんが、アフリカが今後心配です。でも昨日France24を観てると、面白い発見がありました。西アフリカに位置するセネガルの医師が登場したのですが、インタビューに答えて、未だ感染者が多くない理由を挙げていました。

  1. セネガルは他のアフリカ諸国と同様、平均年齢が若い。従い症状が出にくい。
  2. 中国に続いて欧米で感染者が増えたが、セネガルで感染者が出るまで1ヶ月以上余裕があり、その間に体制を整えられた。(やはり準備する時間が必要ですね。迅速な情報開示が求められます。)
  3. アフリカの人々は生まれてからこのかた様々な病原菌にさらされ、自然に抵抗ができているのかも知れない。

特に最後のアフリカの人々の様々な病原菌に対する免疫は期待できますね。彼の分析が正しいことを祈ります。アフリカや南米で流行ると、季節が変わる秋口に北半球に第二波が来る要因になってしまいます。先進国は皆自国の事で手一杯ですが、南半球の国々に対するサポートも忘れてはならないと思います。

 

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