MIYOSHIN海外ニュース

世界の役立つ情報をわかりやすくお伝えします。

コロナウイルス より怖い感染症

f:id:MIYOSHIN:20200429153248j:plain

ボスポラス海峡で釣りを楽しむ親子

最大の死者を出す感染病は何か

Bloombergはコロナウイルス による米国の死者数が6万人に迫り、ベトナム戦争の米国人死者数を超えたと報道しました。一方、日本は死者数が現時点で413人とかなり低く抑えられています。連日、日本のテレビはコロナ、コロナと大騒ぎしていますが、日本の感染者は未だこの程度です。日本で最も多くの死者を出す感染病何かご存知でしょうか。それは胃がんなんです。多くの方は既にご存知の事実かも知れませんが、実は私はつい数年前までこの事実を知らなかったんです。胃がんの死者は年間5万人近く、がんとしては肺がん、大腸がんに次ぐ死者を出す怖い病気です。胃がんの死亡率は、国立がんセンターの平成25年のデータでは感染者が13万人程度、死者が5万人程度ですから約4割弱が亡くなってしまうんです。コロナなどより遥かに死亡率が高い事がお分かり頂けるでしょう。

ピロリ菌の発見

しかしこの胃がんの死亡者がここ数年減り続けています。胃がんの原因はピロリ菌という細菌であるという事が世界に広く認知され、WHOの下部組織である国際がん研究センター(IARC)が2014年に「胃がん対策はピロリ菌駆除を中心とすべきである。」との提言を行いました。日本でも2013年よりピロリ菌駆除に対して保険適用が始まりました。これが功を奏したのでしょう。毎年胃がんの死亡者が減少を続けています。ピロリ菌は胃の粘膜に生息する細菌で、1982年に発見されました。胃がんや胃潰瘍などの原因になる事が確認されています。発見者のオーストラリア人科学者は2005年にノーベル賞を受賞しています。

苦しいバリウムにおさらば

がんの原因が細菌であるなんて全く知らなかった私は、ずっとあの白いバリウムを苦しい思いをしながら飲み込んで、レントゲン検査を行って来ました。一時期からピロリ菌検査しますかと医者に聞かれ始めましたが、たいして気にも留めていなかったのです。でもある日先輩からピロリ菌と胃がんの因果関係を聞き、次の健康診断でピロリ菌の有無を確認しました。結果は陽性だったので、即座にピロリ菌の駆除を行いました。駆除は簡単です。1週間程度抗生物質を飲むだけです。次の健康診断で胃カメラを飲みましたが、お医者さんから、胃壁がきれいですねとお墨付きをもらいました。今後はバリウムによるレントゲン検査の代わりにピロリ菌駆除と胃カメラが主流となると言われています。

予防医学の重要性

人生100年時代を迎え、今後重要視されるのは健康寿命を如何に伸ばすかだと思います。ベッドに寝たきりになったり、手術を行った為、生活の質をを維持できないという期間は出来るだけ短くしたい。そのためにも予防医学が非常に重要になってくると思います。かからなくても良い病気にはかからない、死ななくても良い病気にはかからないという姿勢が重要です。皆さん、ピロリ菌駆除済んでますか。恐ろしい胃がんにかからない様、ワクチンを受ける様なものです。ワクチンと違って注射ではありませんから、痛くもありません。抗生物質の服薬のみで済んでしまうのですから、やらない手はありませんよ。若年者での感染も広がっている様ですので、年取ってからやればいいものではありません。ピロリ菌は五歳以下の免疫システムが完成する前に親から感染したりするケースが多いと言われており、若い人も早めに除菌する事をお勧めします。

 

↓ 日本ブログランキングに参加しています。応援ポチお願いします。

にほんブログ村 ニュースブログへ
にほんブログ村