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金銭への無関心が生んだ大谷選手の隙

大金が消えても気づかない大谷選手

大谷選手は月曜日に記者会見を開き、自らの潔白を主張し、信頼していた水原氏に騙されていた事を明かしました。

しかし未だに闇に包まれている部分があります。

それは「彼がこれだけの大金が送金されていた事を本当に知らなかったのか。」という点です。

米国のメディアもこの点についてかなり懐疑的にみているところがある様です。

確かに普通の人の生涯収入を遥かに上回る金額が口座から消えたら、さすがに気づくだろうと思ってしまいますよね。

この問題について米紙のウォール・ストリートジャーナル(WSJ)こんkが「Gambling Scandal Shines Light on Shohei Ohtani’s Odd Financial Decisions」(賭博スキャンダルから浮かび上がった大谷翔平の奇妙なお金に関する習癖)と題した記事を掲載しました。

かいつまんでご紹介したいと思います。

WSJ記事要約

大谷翔平選手はスポーツに賭けたことを否定したが、最も差し迫った疑問が残っている。

それは彼が自分の銀行口座から数百万ドルがなくなっていることに気づかなかった事だ。

 

大谷は事件が発覚して以来、初めて月曜日に会見し、自分は被害者だと主張した。

彼は水原一平を「窃盗と詐欺」の罪で告発し、かつて信頼していた親友が自分から物を盗み、ギャンブル依存症について嘘をついたと述べた。

彼の主張を理解するためには、水原が大谷の個人資金に自由にアクセスでき、大谷の知らないうちに長期間にわたって多額の資金を送金できなければならない。

 

それを理解するのは難しいように思えるかもしれないが、多くの点で、それは大谷がこれまで示してきた彼の性格と完全に一致している。

彼はお金との関わりが非常に奇妙なのだ。

 

12月にスポーツ史上最も高額な契約を結んだ大谷には、時にはまったく理解不能な経済的決定を下してきた長年の実績がある。

10年にわたるプロ野球キャリアのあらゆる段階で、大谷は常識を無視し、自分の富について奇妙に無関心に見えた。

 

日本ハムでプレーしていた間、すでに7桁の年俸をもらっていたにもかかわらず、オータニは通常新人しか使わない球団の寮に住んでいた。

大谷の希望により、彼の収入は両親が管理し、両親は彼の生活費として毎月約10万円を支給した。

 

この倹約的なライフスタイルはすぐに大谷の伝説の一部となり、野球だけに集中する修道院のような野球ロボットのイメージを作り上げた。

 

それ以来、大谷がその認識を変えるようなことは何もなかった。

日本で5シーズンプレーした後に、大谷は長い間不可能だと思われていたメジャーでの二刀流の達成に着手した。

これはこれまでほとんど試みられたことのない偉業だった。

ベーブ・ルースですら、その非凡な長打力だけに集中するために、すぐに投手を辞めたのだから。

 

大谷が米国に渡るタイミングも、その動機は決してお金ではなかった。

野球規則の下では、25歳以上の日本人選手は事実上フリーエージェントとして扱われるため、その歳になるまで待てば、彼の報酬は2億ドル(300億円)に達した可能性があった。

その代わり、大谷はまだ23歳だった2018年にMLBへの移籍を決意した。

その結果、 彼は最終的に、230万ドル(3億5千万円)しか提供できないエンゼルスを選んだ。

次の3シーズン、大谷はメジャーリーグの最低年棒に近い水準でプレーした。

彼はアメリカに早く来てしまったため、天文学的な額のお金を失った。

 

昨年末、彼はついに大金を稼ぐチャンスを得た。

新契約は大方の予想を上回る10年、7億ドルの大型契約だった。

しかし、落とし穴があることが判明した。

オオタニは給与の殆どを後払いすることを選択したのだ。

 

ドジャースでの10年間、オオタニの年収はたったの200万ドルで、残りは2034年から10年間無利息で均等分割払いで支払われることになる。

インフレを考慮すると、大谷が受け取る金額は現在価値に置き換えれば約4億4千万ドルとなる。

代理人を務めるバレロ氏は、支払いが後払いになるのは大谷のアイデアだと語った。

大谷はこれほど多額の資金を後払いすることで「ドジャースがより良い選手と契約し、より良いチームを作るのに役立つだろう」と語った。

 

だからといって、大谷が金に困っているというわけではない。

彼は日米両国のスポンサー契約で数千万ドルを稼いでおり、たとえドジャースから一切給料を受け取らなかったとしても、2024年には最も高給取りの野球選手になるだろうと言われている。

 

アスリートたちはお金のことなど気にしていないと主張したがる。

大谷は、それが実際に真実であるように見える稀有な選手だ。

本人が気付かないうちに財産の一部が消え去ってしまう事もあるほどに。

好意的なWSJ記事

上記の記事は米国のメディアの中では大谷選手に好意的な方だと思います。

6億円を上回るお金が大谷選手の口座から送金されていたのに気づかなかったわけはないだろうと推測する向きも多いですし、中には大谷選手が賭博をやっていたのではと疑う記者もいる様です。

そんな中でWSJは大谷選手の金銭に無関心な習癖に焦点を当て、大谷選手であればそれだけの大金が口座から失われても知らないということがありうるだろうと推測しています。

 

もう一つの疑念は水原氏がどうやって大谷選手の口座からこれだけの大金を送金する事ができたかですが、これもそれほど難しいことではなかったと筆者は推測しています。

筆者も海外生活が長かったので、外国の銀行に口座を持ち、送金を行った経験を持っていますが、送金自体は意外に簡単です。

生体認証などありませんでしたから、パスワードとトークンを操作できれば可能です。従い本人ではなくとも十分送金できると思います。

従い、全幅の信頼を置かれて金銭の管理も委ねられいた水原氏がオンラインで大谷選手のお金を動かした可能性は高いと思います。

 

人がいい大谷選手も今回の事件を良い薬にしてほしいですね。

大谷選手に罪はないのかもしれませんが、結果的に大谷選手の口座から大金が違法賭博の胴元に流れました。

自分の口座の管理もできない人間は外国では脇が甘いとして評価されません。

彼が持つ巨万の富を狙って群がってくる詐欺師たちを的確に見分ける能力を身につける必要があります。

 

最後まで読んで頂き有り難うございました。