2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧
ユニークなフランス人の性格 フランスという国は面白い国です。 特に、国民の性格がユニークです。 大統領だろうが首相だろうがこっぴどく批判しますが、心の底では愛国主義者です。 ルソーやモンテスキューを生んだフランスが自由民主主義の発祥の地であり…
海外マスコミを非難するウクライナ大統領 最近のウクライナに関する報道の中で奇妙なニュースに目が止まりました。 西側の本格的支援を受け始めたウクライナの大統領が欧米に対して冷静になってくれと懇願し始めたのです。 英BBCの記事によれば、28日キエフ…
ビーガンとベジタリアンの違い 「ビーガン」って最近良く聞く言葉ですが、「ベジタリアン」との違いを理解しておらず、調べてみました。 物の本によれば、ベジタリアンは肉や魚を食べない人、ビーガンは更に卵、乳製品、蜂蜜も口にしないと出ています。 血の…
ロシアに厳しい批判 欧米のメディアを見ると、多くの新聞(特にアングロサクソン系)はロシアに対する強硬論に傾いています。 そんな論調の記事から今日は米紙ウォールストリートジャーナル(WSJ)の社説をご紹介したいと思います。 「Deterrence Message to …
ロシアに依存する欧州エネルギー市場 ウクライナ紛争を欧州はどの様に捉えているのでしょうか。 昨日はドイツを取り上げましたが、今日は仏紙Les Echosを取り上げましょう。 同紙は「Comment l'Europe peut desserrer l'étau du gaz russe」(欧州はロシアの…
米独間の不協和音 ウクライナ紛争は今やどこの国でもトップニュースの一つとして取り上げられていますが、米紙ウォールストリートジャーナル(WSJ)に衝撃的なタイトルの記事を見つけました。 そのタイトルは「Is Germany a Reliable American Ally? Nein」…
プーチン氏の計算 ウクライナに滞在するアメリカ人は即刻退避する様にとの勧告が発表されました。 ウクライナをめぐる緊張はかなり高まっている様です。 今回の仕掛け人はプーチン大統領ですが、百戦錬磨の彼は今回の事件においてどの様な勝算を立てているの…
既に営業開始した無人運転タクシー 中国は猛烈な勢いでAI技術を進展させている様です。 北京市では既に無人運転タクシーが営業を開始している様ですので、西側諸国をこの分野では凌駕している様に思えます。 実際のところ、彼らの技術はどこまで進んでいるの…
ジレンマに悩む日本 我が国でもオミクロン株の感染が広がっています。 全国の新規感染者数は22日、5万人を超えました。 一足先にオミクロン株の洗礼を受けた欧米の国々は日本政府のオミクロン対策をどの様に見ているのでしょうか。 仏紙Les Echosが「Zéro ri…
ウクライナをめぐる米露の睨み合い ロシアとウクライナの紛争は今も続いています。 プーチン大統領は本気で米国に譲歩を迫っている様で、ロシアが米国に要求している内容もウクライナをNATOに加盟させない事と明確です。 米国は金融制裁をちらつかせて、ロシ…
MAAMAとは GAFAという言葉は米国のビッグテックを称する言葉として有名でしたが、マイクロソフトの復権と共にGAFAMという言葉に変わり、更にFacebookがMetaと改称した事により、最近は「MAAMA」という言葉が使われる様になった様です。 彼らの時価総額は優に…
フランスから見たバイデン氏 バイデン 氏が大統領に就任してから一年が過ぎました。 彼の外交政策は外国からどの様に評価されているのでしょうか。 仏紙Les Echosがバイデン 氏の外交を評価した「Politique étrangère : le « reset » de Joe Biden」(バイデ…
膨れ上がったNATO加盟国 NATOはご存知の通り、冷戦時代に米国が西ヨーロッパの国(トルコを含む)と結んだ安全保障条約です。 当初12か国で結成されましたが、今やその加盟国は30か国に膨らんでいます。 最近、ロシアとの紛争で良く話題になるウクライナやジ…
ロシアの介入が与えたインパクト カザフスタンの騒乱は収束しましたが、その詳細は未だ明らかになっていません。 ロシア政府との連携により事態収拾を図ったトカエフ大統領ですが、この事件は中央アジアの他の国々にも強烈なインパクトを与えた様です。 この…
お硬い話題が続いたので、久しぶりにロシアのアネクドート(小噺)を取り上げます。 最近は強権主義の国が増えてきていますが、そういう国では政府や高官をからかっただけで侮辱したと罪に問われるケースもある様です。 旧ソ連時代のアネクドートは罪に問わ…
麻痺する社会インフラ パンデミックの最中にハッカーは医療システムを攻撃し、英国をはじめとする多くの病院が機能不全に陥りました。 全てのものがインターネットに繋がるIOTの時代、医療、運輸、金融など全てのインフラが攻撃対象となっており、我々の生活…
プーチン大統領の即断 市民デモから始まったカザフスタンの暴動事件は、カザフスタン政府の要請に答えたロシア政府が即座に空挺部隊を現地に派遣しました。 暴動は鎮圧された様です。 燃料高騰をきっかけに始まった今回の事件の真相は何だったのか。 この点…
第六波到来 今日東京で4千人、全国で2万人を越す新規感染者が検出され、オミクロン株は急速に広がっている様です。 この第六波はいつまで続くのでしょうか。 いい加減にして欲しいと言うのが正直な感想ですが、一足先にオミクロン株が急拡大した欧米から耳寄…
コロナの直撃を受けた宗教界 新型コロナは様々な業界に大きな影響を与えました。 一番大きな被害を受けたのは、航空産業やホテル業かも知れませんが、どうやら宗教界も例外では無い様です。 英誌Economistが「The world’s religions face a post-pandemic re…
高齢化に伴う認知症の増加 我が国は少子高齢化の最先端を走っていると言われます。 東京にいるとそれ程感じませんが、地方に行くと若い人が本当に少なくなっていることを実感します。 少子高齢化で怖いのは、年金会計の問題もそうですが、ケアが必要なお年寄…
今年の10大リスク 米国のシンクタンク、ユーラシアグループが年初に発表する「今年の10大リスク」は我が国のマスコミにも頻繁に取り上げられます。 今年はそのトップに「中国のゼロコロナ失敗」が挙げられました。 中国のコロナ対策は今のところ成功し、死者…
大使を決められない米国 バイデン 大統領は就任後一年が経ちましたが、未だに多くの大使が派遣されない異常事態となっています。 日本は漸く新しい大使が上院で承認されましたが、多くの国で大使は以前空席です。 それが小国かと思ったらそうではありません…
アメリカの政治学者の分析 新年早々、カザフスタンでは全国にデモが広がり、政府はロシアの軍隊を導入してまで、鎮静化を図っています。 今年も幾つかの国で紛争が生じ、中には内戦に発展するケースもあるでしょう。 米国の政治学者バーバラ・ウォルターの著…
大きく評価が変わったエルドアン政権 最近のトルコに関する報道はリラの暴落、高インフレ、強権的な政治体制、欧米との摩擦等ネガティヴなものがほとんどです。 たった10年前には、エルドアン政権は高度経済成長を実現し、貧富の差の縮小に成功し、対外的に…
豪州で入国拒否された世界ナンバーワンテニス選手 世界一のテニスプレーヤーは、現在その勢いから言ってセルビア出身のジョコビッチ選手だと思いますが、彼は心臓疾患の可能性を理由にワクチン接種を拒んでいます。 グランドスラム(テニスの4大大会)の通…
全国に暴動拡がる カザフスタンという国をご存知でしょうか。 1991年に旧ソ連から独立した中央アジアの国々の一つですが、国土は日本の7倍もあります。 天然資源に恵まれ、独立後も中央アジアの中で最も経済的に発展した国です。 私も仕事で何度も足を向けま…
世界を救ったビオンテック社 米製薬大手ファイザーが販売しているコロナワクチンは、独ビオンテック社との間で共同開発されたものです。 このビオンテック社がmRNA技術を長年に亘って研究してきた事が、新型コロナの感染拡大を食い止めた訳ですが、同社の創…
クラウド業界の通信業界への参入 昨年、5Gの運用サービスが世界中で開始されました。 しかし、どの国でもその利用はかなり限られている様です。 映画がほんの数秒でダウンロードできると言われても、現在ストリーミングで十分に鑑賞できているのに、敢えて…
EUが下した注目すべき判断 地球温暖化対策において、世界をリードしているのはEUである事は衆目の一致するところです。 EUで決められたカーボンニュートラルの到達目標は世界各国に大きな影響を与えました。 そんなEUが先日注目すべき決定を下しました。 そ…
複雑な日中関係 日中両国は隣国として2000年を超える関係を持っていますが、20世紀に入ってからというもの、幾つかの戦争を経験しました。 現在も民主主義陣営に属する日本は中国と様々な問題を抱える一方、最大の貿易パートナーとして緊密な関係を有してい…