コロナウイルス
ジレンマに悩む日本 我が国でもオミクロン株の感染が広がっています。 全国の新規感染者数は22日、5万人を超えました。 一足先にオミクロン株の洗礼を受けた欧米の国々は日本政府のオミクロン対策をどの様に見ているのでしょうか。 仏紙Les Echosが「Zéro ri…
今年の10大リスク 米国のシンクタンク、ユーラシアグループが年初に発表する「今年の10大リスク」は我が国のマスコミにも頻繁に取り上げられます。 今年はそのトップに「中国のゼロコロナ失敗」が挙げられました。 中国のコロナ対策は今のところ成功し、死者…
世界を救ったビオンテック社 米製薬大手ファイザーが販売しているコロナワクチンは、独ビオンテック社との間で共同開発されたものです。 このビオンテック社がmRNA技術を長年に亘って研究してきた事が、新型コロナの感染拡大を食い止めた訳ですが、同社の創…
自宅隔離の経験 海外出張から帰国し、今日漸く14日間の自主隔離期間が終了します。 生まれてこの方これほど長い期間外出しなかった事はなく、正直言ってかなりしんどい経験でした。 それでも筆者などは運が良い方で、同じ飛行機に同乗した乗客の中にオミクロ…
先進国で人気のないワクチン 英国のアストラゼネカ製ワクチンは、日本政府も契約しましたが、血栓が生じるとか、他のワクチンに比べて効き目が弱いという評価から、我が国では殆ど使われていません。 これは日本だけではありません。 先進国ではおしなべて同…
急速に拡大したオミクロン感染 オミクロンの感染はあっと言う間に欧州各国に広がっている様です。 ついこの間まで猛威をふるったデルタ株の感染が下り坂になる中、入れ替わる形でオミクロンが拡がっています。 気になるのはワクチン接種率が世界で最も高いと…
二転三転した水際対策 先月、日本の新型コロナ感染者が急速に減少した頃、政府も水際対策の緩和に動きました。 隔離期間は最低3日間に短縮されました。 しかしそこで新たな難問が登場しました。 新しい変異株オミクロンです。 感染力がデルタよりも高いと言…
コロナ対策と経済復興はトレードオフの関係 新しい変異株オミクロンの発生は、世界中に感染が広がるのではとの恐れを引き起こしていますが、懸念されるのは人命への影響だけではありません。 経済への影響も大きな懸念材料です。 各国ともコロナ対策の中、ど…
急速に広がるオミクロン 新しい変異株のオミクロンは日本でも見つかった様ですが、どの国も水際対策を強化している様です。 いまだに得体が知れないオミクロンについて意見を求めるとすれば、MRNA技術を使ってファイザーと共にワクチンをいち早く開発したBio…
国境封鎖に走る先進国 オミクロン変異株の発生を受け、我が国やイスラエルなどは当面外国人の入国を禁ずる措置を講じました。 ウイルスはある確率で突然変異を繰り返します。 世界にウイルスが存在する限り、変異株は新たに生まれる可能性があります。 この…
新変異株の出現 南アフリカで新たな変異株が発見され、オミクロンと命名されました。 この変異株に関する研究結果は未だにどの政府も入手していませんが、欧州を初めとして多くの国(我が国を含む)が南アフリカからの渡航を禁止しました。 この様な素早い決…
コロナ感染拡大の理由は何か 新型コロナ感染は未だに収まりません。 欧州では冬の到来とともに感染が再拡大し、ドイツを筆頭に多くの感染者と死者を出しています。 ワクチンの接種率も高く、医療システムも完備している欧州で感染拡大が進む理由は何か、効果…
気がかりなドイツの感染拡大 我が国では嘘の様に新規感染者の数が激減していますが、欧州では第六波の襲来で感染者数が増大しています。 既に国民の6割がワクチン接種済みのドイツの感染者数が増えている事は気がかりです。 そんな中、英誌Economistが「C…
ワクチンにより激減した感染者数 東京の昨日(10月31日)の新規感染者数はたったの22人、死者はゼロでした。世界でこれほど新型コロナの抑え込みに成功した国は稀だと思います。 しかし隣国の中国だけは例外です。 14億近い人口を有するこの国の新規感染者数…
先行したEU ワクチンパスポートがEUでは使われ始めました。 フランスやイタリアでは、空港のみならずレストランなどに入るのにも使用されている様です。 このワクチンパスポートが一気に世界中に広まると期待していたのですが、その普及には様々な障害がある…
新型コロナの起源は 新型コロナの発生源は未だに謎に包まれたものです。 それがラボから漏れたのかそれとも人間以外の動物から伝染したのか明白になっていません。 しかし、様々な感染症がコウモリなどの動物を介して人間に伝染している事が確認されており、…
新型コロナがもたらしたもの 新型コロナの感染は日本では収束しつつありますが、世界的視野でみれば、収束したとは言い難い状態です。 昨年初めから今日に至るまで新型コロナは世界を揺さぶってきました。 人類に対する大きな脅威となったウイルスの感染に対…
新しいワクチンの承認 日本もパンデミックのピークを超え、今月末にも非常時代宣言が解除される予定です。 しかし未だに発展途上国では感染が収まっていません。 そんな中、インドでDNAワクチンが世界で初めて承認されたというニュースが入ってきました。こ…
ブースターは必要か 世界中でデルタ株の感染が広がり、二回ワクチン接種を行った人も感染するケースが多く見られる様になっています。 一部先進国では3回目のワクチン接種(ブースター)を行うべきという議論が出てきていますが、ブースター接種は1回目の…
グローバル化がもたらすコンテナ船の需要 船というのはサプライチェーンのグローバル化と共に、その需要は年々高まってきました。 特に中国がWTOに加盟してからというもの、七つの海に浮かぶコンテナ船の数は鰻登りとなりました。 新型コロナの発生は、この…
アフガン撤退に対する批判 バイデン大統領のアフガン撤退はあまりに性急に行われた結果、内外の評価は手厳しいものになっています。 米国では中間選挙への影響も取り沙汰されている様です。 そんな中、米誌Foreign Policyに興味深い論文が掲載されました。 …
欧州からの入国を原則禁止する米国 新型コロナの世界的な感染拡大そして様々な変異株の出現は世界の旅行業界に空前絶後の打撃を与えました。 筆者もコロナ渦で日本に長期間の足止めを余儀なくされています。 いつになれば、昔の様に自由に世界中を飛び回る事…
デルタ株感染広がる 世界中でデルタ株が猛威を奮っていますが、ほぼ完全にコロナを封じ込めたと思われていた中国も例外ではない様です。 英BBCが中国の現状を「Nanjing: Concerns in China grow as Delta outbreak spreads」(南京:デルタ株感染が広…
マクロン大統領が推進する健康パス フランスのマクロン大統領は7月12日のテレビ演説で、医療および介護従事者へのワクチン接種の義務化と、施設などに入る際に提示が義務づけられる健康パス(ワクチン接種や抗体検査の証明)の適用拡大を発表しました。 フラ…
中国製ワクチンへの依存 現在、タイやインドネシアでは新型コロナが猛威を奮っています。 感染者の多くはデルタ株に感染している様ですが、医療環境は逼迫しており、酸素が不足して重症患者に十分な酸素を供給できない危機的な状況に陥っている様です。 ファ…
PayPalから始まったフィンテック 皆さん、最近よく「フィンテック」という言葉を聞かれると思いますが、この言葉は「金融とICT(情報技術)を組み合わせた新しいサービスや金融商品、そしてそれらを提供する企業」を意味する様です。 そんなフィンテックの起…
キューバやイランも自国産のワクチンを承認 世界中で新型コロナとの戦いが続いています。 先進国ではワクチン接種が進み、今年の夏はマスクが不要となる地域もある様です。 しかし、発展途上国はワクチン接種が遅れた上に、南米やインドではウイルスの変異株…
ワクチン接種を避けるという選択肢 我が国でのワクチン接種も遅ればせながら進み始めました。 しかし、ワクチン接種を受けたくない人は特に若年層において多い様です。 確かに若い人はコロナにかかっても軽症ですみそうですし、メッセンジャーRNAという新し…
菅首相の訪米の目的 ニュースではあまり大々的に取り上げられませんが、外交交渉においてワクチンの供与は今や極めて重要な議題になっているようです。 一例をあげれば、先日の菅首相のワシントンでのバイデン大統領との面談ですが、台湾問題と並んで米ファ…
武漢研究所に対する米国政府援助 新型コロナの起源をめぐって、欧米メディアではここのところ、武漢ウイルス研究所からの流出説に関心が高まっています。 そんな中、ウイルスの危険度を高める研究が、武漢研究所でなんと米国政府の資金援助を受けて行われて…