MIYOSHIN海外ニュース

世界の役立つ情報をわかりやすくお伝えします。

政治経済

米国政府が唱える法人最低税率の導入に反対する国はどこか

税収を失った米国の呼びかけ 新しく米国の財務長官となったイエレン氏は、各国に最低法人税率の導入を呼びかけました。 最近、先進国の間で法人税率を下げる動きが活発化していました。 トランプ政権がその最たるものですが、イエレン財務長官はこの動きに反…

ヨルダンの政変に見られる中東政府の腐敗

宮廷内部から生じた政変 ヨルダンは人口一千万人に満たない中東の小国です。 しかし、この国はイスラエル、シリア、イラク、サウジアラビアの4カ国に囲まれているという点で、地域の安定には非常に重要な存在です。 イスラエルと国交を有している点もアラブ…

米国の新しい国家安全保障補佐官ジェイク サリバンとは何者か

44歳で要職に上り詰めた逸材 バイデン政権の重要閣僚として国家安全保障補佐官に任命されたのがジェイク サリバンです。 先日のアラスカでの米中会議にもブリンケン国務長官と並んで米国代表として出席しており、外交においても非常に重要な役割を担っている…

西側の作った国際秩序に対して真っ向から批判を始めた中国

アラスカ会議での応酬 先日アラスカで行われた米中高官会議で行われた議論は世界を驚かせました。 それまで米国に対してだけは、高圧的に出ることのなかった中国が米国を厳しく批判したのです。 この会議は、米国がこれまで築いてきた国際秩序に中国が公然と…

バイデン政権は北朝鮮問題をいかに解決すべきか

日米首脳会談での最重要議題 今月16日に菅首相はバイデン 大統領との首脳会談に臨む予定です。 日本の首相が直接の面談相手としては最初に指名された事は特筆すべき事ですが、そこで協議される議題は解決が困難なものばかりです。 その中でも北朝鮮問題は台…

サプライチェーンの見直しには大きなデメリットも

巨大コンテナ船が象徴するグローバリゼーション 先日、スエズ運河で座礁した大型コンテナ船「エバーギブン」は全長400メートルで2万個のコンテナーを積めると聞いて驚きました。 こんな巨大な船が欧州とアジアを往復している事は、世界のグローバリゼーショ…

来年に迫った北京冬季五輪のボイコットはあるのか

ボイコットの可能性 次の冬季オリンピックは来年2月に北京で行われる予定です。 最近の新疆ウイグルや香港での中国の行動に対して、西側諸国から制裁措置が発表される中、北京オリンピックのボイコットという事態にまで発展するのでしょうか。 1980年のモス…

ミャンマーの市民弾圧に対し有効な手はあるのか

血塗られた国民の祝日 ミャンマーの軍隊による市民弾圧は止まる気配をみせません。 毎日100名近くの犠牲者が出ており、その中にはデモに参加していない子供や一般市民も含まれます。 市民に銃口を向ける国軍の姿勢には国際社会から厳しい非難が浴びせられて…

アジアシフトする英国を批判するEU

インド太平洋にシフトする英国 英国はブレグジット後、EUの一国という立場を脱し、インド太平洋に重点を移し、大英帝国の復活を目指す模様ですが、これをEU側はどの様に見ているのでしょうか。 米誌Foreign AffairsはThe Delusions of Global Britain - Lond…

台湾への武力行使の可能性は

厳しい応酬が続いた米中のハイレベル会談 バイデン政権の最初のハイレベル会議は先週アラスカで行われましたが、冒頭から双方の厳しい批判合戦が始まり、外交儀礼から逸脱した内容になった模様です。 もちろん国内に対するポーズを示すため、強硬姿勢に出た…

日本型資本主義に将来はあるか

会社は誰のものか 昔、先輩から「会社は誰のためにあるのか」と質問されて、返答に窮した事を思い出します。 社員のためにあるのか、お客様のためにあるのか、はたまた株主のためにあるのか、会社が持つStake Holder(利害関係者)の数は多く、考えれば考え…

中国とどうやって付き合って行けば良いのか

政治弾圧を受けたものの上場ラッシュに沸く香港 香港の民主主義に対して中国は先週選挙制度を変更するという形で鉄槌を加えました。 この行動に対して、民主主義国家は中国政府を非難する程度で、有効な手を打てていません。 益々強大化し、傲慢になる中国に…

米国はインド洋を守る必要があるのか

インド太平洋という概念への疑問 「インド太平洋」というフレーズは最近頻繁に使われます。 先日行われたバイデン 大統領と菅首相のテレビ会議でも、日米関係は「自由で開かれたインド太平洋地域における平和と安定の基盤」であると語られました。 しかし、…

北朝鮮にどう向き合うか- バイデン 政権に打つ手はあるか

アジアを不安定にする北朝鮮 北朝鮮は昨年新型コロナ感染が始まって以来、自国を鎖国化し、生命線であった中国との取引も自ら断ちました。 これは北朝鮮の国民に大きな負担を与えている事は間違いありません。 北朝鮮の存在はアジアの平和安定に大きな懸念材…

Quadの狙いと今後の見通し

Quad首脳会議行われる 12日、米日豪印の4カ国の首脳がオンラインで所謂Quad会議をオンラインで行いました。 このQuadは中国包囲網を形成する首脳4カ国の集まりであると言われますが、その狙い、今後の展望について、米誌Foreign Policyが「Quad Summit’s Vac…

根本的に変わった米政府のアフガン戦略

「グレートゲーム」の舞台アフガニスタン アフガニスタンという国は日本人には余り馴染みがない国です。 しかし、地政学的には非常に重要な国ですので、近代に入ってから大国間の抗争の舞台になってきました。 19世期にはロシアの南下政策を警戒する英国が、…

中東におけるアラブの時代は終わった- 影響力を増す非アラブ国(イスラエル、トルコ、イラン)

エルドアン大統領に電話を掛けないバイデン 大統領 バイデン 政権は、トルコについては重要であるが故に、極めて慎重に扱っている様です。 トルコは言うまでもなく、NATOのメンバーであり、米国の地域戦略において重要な同盟国として機能してきました。 しか…

東日本大震災後、生まれ変われなかった日本

大震災は日本を変えたか 丁度10年前の3月11日に超大型地震が東北地方を襲いました。 この地震は津波と共に多くの犠牲者を出しましたが、10年後に日本をどう変えたのでしょうか。 この点に関して英誌Economistが「The Fukushima disaster was not the turning…

バイデン 氏の中東戦略はどうあるべきか

動き始めたバイデン 氏の中東戦略 バイデン 政権は、先日シリアにおいてイランが支援する武装組織を空爆しました。 イランとの核合意を再交渉しようとする姿勢を見せるバイデン 政権がこのタイミングで何故イラン系の武装組織を攻撃したのでしょうか。 英誌E…

カショギ氏暗殺事件に関するCIAレポート公表される

カショギ氏暗殺事件の真相明るみに サウジ人の国際ジャーナリストだったカショギ氏がイスタンブールのサウジ領事館で暗殺された事件については、このブログでも何度か取り上げてきました。 トランプ大統領はこの事件の真の責任者であるサウジのムハンマド ビ…

不倶戴天の敵だったトルコとロシアの接近

トルコとロシアの接近 最近トルコはシリア、ナゴルノカラバク、リビア等周辺国の軍事作戦に積極的に参加しています。 その殆どの紛争で、ロシアが敵側に名を連ねています。 古くからロシアとトルコは数多くの戦争を経験し、仮想敵国として対峙してきましたの…

同盟国日本を評価する声米国で高まる

インド太平洋地域の要 バイデン政権の外交政策における最重要地域がインド太平洋である事は、ご存知の通りですが、この地域における最も重要な同盟国はどこでしょうか。 米国では日本を再評価する動きが高まっている様です。 米誌Foreign Affairsが「Japan I…

いよいよ動き出した米国とイランの核合意協議

イランとの協議開始 米国に限らず、どの政権も設立直後の100日間が重要と言われています。 一般的に最初の100日は目新しさも手伝って、国民の支持率が高く、新政権は思い切った政策を打ち出せるからです。 バイデン政権もコロナ感染が広がる中、クリーンエネ…

バイデン政権の中東政策大転換

一上院議員の提言 米国の世界戦略はバイデン 氏が大統領になった事で大きく変化しそうです。 先日行われたオンラインG7会議でも、バイデン 大統領は他国との協調を重視していくことを明らかにしました。 それでは中東政策はどう変わるでしょうか。 米誌Forei…

株式は長期的には値上がりする- 日本株でも

日本株は儲からないは本当か 株式の専門家でもないし、株を本格的に勉強したり、株式市場に大金を投じた訳でもないので、株式市場に関してブログを書くつもりはありませんでした。 しかし、今日ウォールストリートジャーナル(WSJ)に掲載されたIn the Long R…

中国の貧富の差は米国以上に拡大している

中国人富裕層の急増 中国人の金持ちと言えば、以前は中国から東南アジアに移り住んだ華僑の人々が有名でしたが、最近は違います。 中国本土で急速に富裕層が増加している様です。 先日フランスの超高級不動産を買っているのが中国人だというお話をしましたが…

蜜月時代から氷河期に入った英中関係

ついこの間の英中蜜月時代 昨日のブログで英国の中国に対する外交姿勢が厳しさを増しているというお話をしましたが、実は、ついこの間まで蜜月と表現して良いほどの関係を英国は中国と築いていました。 当時のキャメロン首相(在位2010年−2016年)は中国との…

フランス人から見た米中首脳会談

主要国の最後に中国と会談したバイデン大統領 ようやく水曜日の夜にバイデン大統領は習主席と電話会談を行いました。 これは新大統領が中国を軽視している訳ではありません。 全く逆です。 同盟国の全てと入念な打ち合わせを行った上で、中国との会談に臨ん…

米中対決の今後 - 豪元首相の分析

習主席と会談しないバイデン大統領 政権誕生後、バイデン氏は日本を含め主要国の首脳と電話会議を行いました。 その中にはプーチン大統領も含まれています。 しかし習主席とは未だです。 米中両大国の関係は今後どの様に推移するのでしょうか。 米誌ForeignA…

ソフトなAmerica Firstを追求するバイデン政権

初の外交貴重演説 バイデン大統領が木曜日、初の外交基調演説を国務省で行いました。 海外の報道を見ていて驚いたのは、トランプ大統領が国務省にこの一年足を踏み入れてない事でした。 国務省はトランプ大統領からDeep Stateの巣窟と見なされ、敬遠されてい…