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退職すべきでない理由

引退すべきか否か

人間の寿命は伸び続けています。日本は長寿国として知られていますが、女性は何と87歳まで平均寿命が伸びています。

以前は会社を定年退職してから亡くなるまでそれほど長く無かったのですが、現在はこの期間が10年単位で伸びてしまっている訳です。

この状況は日本に特異な現象ではなく、世界各国で同様の問題を抱えています。

そんな中、英紙Economistが「Why you should never retire」(絶対に退職してはいけない理由)と題するコラムを掲載しました。かいつまんでご紹介したいと思います。

Economistコラム要約

仕事を辞めない人がいます。

ジョルジオ アルマーニは、89 歳になっても自身のファッション ハウスの最高経営責任者としての役割を放棄することを拒否しています。

イタリアで 2 番目の富豪である事は、彼の労働意欲を弱めることはありませんでした。

投資大手バークシャー・ハサウェイ社のウォーレン・バフェット氏の相棒、チャーリー・マンガー氏は、昨年末に99歳で亡くなるまで、働いていました。

バフェット氏自身も93歳になっても元気に働いています。

アルマーニ氏、バフェット氏、マンガー氏のような人は例外的です。

しかし、老いぼれとみなされるような時期まで働き続けるという点では、彼らは決して特別なわけではありません。

今年のある世論調査では、アメリカ人のほぼ3人に1人が、自分は決して引退しないかもしれないと答えていることが判明しました。

そう答えた人の大半は、インフレによってすでにわずかな年金が目減りする中で、フルタイムの仕事を放棄する余裕はないと述べました。

しかし、あなたが、引退を選択できる幸運な人の一人であると仮定してください。

引退すべきですか?

 

企業における人生はかつては予測可能でした。

あなたはキャリアのはしごを上り、各段階でより高い名声とより高い給与を獲得します。

そして、60代前半のある日退職パーティーがあり、金時計をもらって引退するというのが通例でした。

翌日には、会議、目標など仕事に関連する忙しさが一気に消え去りました。

時間を持て余せば、トランプで暇つぶしをしたり、孫たちの手伝いをしたりすることができます。

そうでなくても、クロスワード パズル、テレビ、昼寝がありました。

 

知的刺激はうつ病や認知障害を防ぐ傾向にありますが、専門家の多くは、後進に道を譲るためにも推奨される最も早い時期に退職する事を勧めています。

しかし、引退するということは、表舞台から離れることを意味します。

レジャーはあなたに時間を与えてくれますが、一旦表舞台から離れると、あなたは疎外される傾向になります。

 

世の中は変わりました。 寿命は長くなってきています。

確かに、退職後の黄昏の時期は長く続きますが、それは必ずしも退屈や意味のない人生につながるわけではありません。

医師であれば病院長を辞めた後も、時折国境なき医師団に参加したり、地元の診療所で教えたり手伝いをしたりすることができます。

非営利の仕事からも自尊心と個人の成長は得られるでしょう。

しかし、現役としてアクションに参加するという仕事を本当に置き換えることができるものがあるでしょうか?

締め切り、会議でぎっしり詰まった日記を趣味の行事で埋める事はできるでしょう。

しかし、意欲的な人にとっては、それは無意味かもしれません。

 

役に立つということにはそれなりの意味があるからです。

そして、興奮は、たとえキャリア初期の量より大幅に少なくても、アンチエイジングの血清として機能する可能性があります。

アルマーニ氏は、引退して老後を楽しめと言われるたびに、「絶対にそんなことはしない」と答えます。

むしろ、日々の業務運営に携わることで、彼は明らかにエネルギーを感じています。

 

私が就職市場に参入したとき、引退の日が来たら自分もパステルカラーのシャツを着て「早割特典」を選んで年金生活者になるだろうと思っていました。

四半世紀が経ち、48歳のコラムニストの私は、数十年後に歩行補助機が必要になったとしても、エコノミスト誌に執筆したいと願っています。

働けるなら働きましょう

一時、FIREという早期退職がブームになりました。FIREは「Financial Independence Retire Early」の略ですが、これは若い時に金を貯めて早期に嫌な仕事から解放されるべきだとの考えに基づいています。

しかし仕事っていうものは本当に嫌なものなのでしょうか。

仕事は上記のコラムが指摘する様に役に立っていると感じられるものですし、場合によっては大変刺激があって面白いものであるケースもあります。

長い間会社に居座って老害と指摘される様になるのはまずいと思いますが、多少なりとも役に立っているのであれば働き続けるというのが良いと筆者も思います。(役に立っているか否かという判断は独りよがりになりがちですので、人の意見を聞く必要がありますが。)

 

最後まで読んで頂き、有難うございました。