フランス
マクロン大統領の対プーチン外交 フランスでは明日10日、大統領選挙が行われます。 現職のマクロン大統領が再選を果たすか否かが注目されていますが、ロシアのウクライナ侵攻が始まる前に、マクロン大統領がプーチン大統領を訪れて何度も外交交渉を行った事…
経済制裁の抜け道を探すロシア ロシアに対する経済制裁は日に日に厳しさを増している様ですが、ロシア人はこれに対抗手段を取ろうとしている様です。 仏紙Les Echosがこの点について「Guerre en Ukraine : frappées par les sanctions occidentales, les ent…
保守派女性候補の参戦 フランスは今年の4月に大統領選挙があります。 現職のマクロン大統領はそれまでの「右派共和党VS左派社会党」という構図に「私は右でも左でもない」と殴り込みをかけた事で知られていますが、現在のところ大統領レースではトップを走っ…
アフリカに関する多くの誤解 アフリカは日本人にとって遠い大陸ですが、最近その将来性に注目が集まっています。 先日、恥ずかしながらアフリカの大きさが日本の80倍あるという事を知って驚きました。 これは米国(日本の25倍)、中国(23倍)、EU27か国(11…
大騒ぎした米英 ここ数週間というもの、欧米のメディア特にアングロサクソン系のニュースは、ロシアがウクライナを明日にでも侵攻するかの様に書き立てました。(日本のメディアもこれにかなり引きずられていました。) バイデン 大統領は何回も記者会見を開…
ヨーロッパとアジアに跨がる都市 大都市における交通渋滞はしばしば耐えがたいレベルにまで達します。 筆者が過去に住んだ事のある大都市(イスタンブール、ロンドン、パリ)の中で、交通渋滞が最悪なのは何と言ってもイスタンブールでした。 この街はヨーロ…
ジレンマに悩む日本 我が国でもオミクロン株の感染が広がっています。 全国の新規感染者数は22日、5万人を超えました。 一足先にオミクロン株の洗礼を受けた欧米の国々は日本政府のオミクロン対策をどの様に見ているのでしょうか。 仏紙Les Echosが「Zéro ri…
世界中に顔を出す政治家 昨日のブログでインドを訪問したプーチン大統領を取り上げましたが、この政治家は西側ではあまり評判がよくありませんが、世界中の至る所に登場するという意味では、誰よりも上を行っている様です。 彼に関して、仏紙Les Echosが「Vl…
ポピュリストの台頭 フランスでは来年4月に大統領選が行われます。 おおよその予測は決選投票で現職のマクロン大統領と保守強硬派ル ベン氏の一騎討ちというものでしたが、ここにきて様相が変わってきている様です。 エリック ゼムールというジャーナリスト…
主要な争点:原子力 フランスは来年4月の大統領選挙に向けて論戦が始まっています。 移民政策などと並んで、原子力が重要な争点になっている様です。 この問題について仏紙Les Echosが主な候補者の主張を「Le nucléaire, sujet surprise et clivant de la ca…
一筋縄ではいかないフランス フランスはご存知の通り、ドイツと並んでEUの中核をなしています。 この国は古くはドゴール外交に代表される通り、米国の言う事をすんなり聞かない事で有名です。 ドゴール将軍はヒトラーがフランスを占領している間、ロンドンに…
不意打ちを喰らったフランス 今回のオーストラリアの原子力潜水艦に関する英米との契約そしてそれに伴うフランスとの通常型原潜建造契約のキャンセルは、フランスのマクロン政権にとって大きな痛手となりました。 欧米のメディアはこの話題で持ちきりです。 …
フランス大使召還 昨日取り上げたオーストラリアのフランスとの潜水艦建造契約の破棄は両国間のみならず米仏関係にも大きな傷跡を残した様です。 フランスは米豪両国から大使を引き上げました。 バイデン氏は同盟国、特に欧州との関係修復に力を入れると言わ…
フランスとの契約をキャンセルさせた米英 昨日、オーストラリアが米英より原子力潜水艦を購入することを発表しました。 これは既にフランスと契約済みの通常型の潜水艦建造に関する契約をキャンセルする事を意味しており、フランス政府は、抗議声明を出し、…
コロナ前に戻るか ワクチン接種の広がりとともに、世界経済は回復途上にあります。 しかし世界の主要都市では、経済活動が元に戻っていません。 テレワークの普及により、都市から流出した人々は元に戻ってこないのでしょうか。 この点に関して、英誌Economi…
メッシ移籍に大騒ぎのパリ リオネル・メッシ選手のパリ サンジェルマンへの移籍が決まりました。 世界一の選手移籍の報道を受けて、フランスではお祭り騒ぎになっている様です。 パリ サンジェルマンの来季の先発オーダーを想像するとため息がでます。 ブラ…
中国の爆買いの影響 「ウッドショック」という言葉が最近良く聞かれる様になりました。 これはコロナ感染が広まるにつれ、在宅勤務を始めた米国国民が新たに郊外に家を購入したり、自宅をリフォームした事から木材価格が高騰し、国際市場にも波及した事を指…
欧州の視点 今夜から英国でG7サミットが開かれる予定です。 バイデン大統領も初の外遊でこのサミットに参加します。 このサミットについては、日本のメディアでもしばしば取り上げられており、ワクチン、東京オリンピック、中国問題などが取り上げられると報…
活気が戻ったパリの街並み フランスでも新型コロナの長いトンネルの出口が漸く見えてきた様です。 先日6ヶ月ぶりにカフェが再開されたとパリの友人が伝えてくれました。 半年も閉めていたのかと唖然としましたが、パリの街に活気が戻ってきたのは大変嬉しい…
欧米の間で見られる大きな差異 先進国の間で新型コロナからの経済復調の差が目立つ様になりました。 ニューヨーク市はレストランなどの完全オープンを発表しましたが、欧州ではフランスやドイツといった主要国でロックダウンが続いており、経済復調は当面望…
フランスエリート校の終焉 フランスのマクロン大統領は4月8日、国立行政学院(ENA)の廃止を発表しました。 この学校は高級官僚を要請するため、1945年にドゴール大統領によって設立された学校で、一学年80名という少数精鋭の教育を行い、歴代の大統領、大臣…
コロナに負けない業種 新型コロナ感染は世界経済に大きなダメージを与えました。 飲食業や旅行業などはその際たるものです。 一方、コロナの影響を受けないどころか前年を上回る数字を示している業界もあります。 アマゾンなど電子商取引が典型的な例ですが…
新型コロナ変種が合意なき離脱を回避させた 土壇場でブレグジットに関する協議が纏まりました。 先日、英国が新型コロナの変種とブレグジット交渉の行き詰まりでダブルパンチをくらっているという話をさせて頂きましたが、最後の瞬間に両者が合意なき離脱に…
Airbnb遂に上場 民泊仲介サイトのAirbnbが、このコロナ渦の中で上場する様です。 米紙ウォールストリートジャーナルによれば、新規株式公開(IPO)の仮条件レンジをすでに引き上げていましたが、それをさらに上回る公開価格を設定する見通しだそうです。 新…
パリで起きた警官暴行事件 人種間の対立は米国だけの問題ではありません。 多くの有色人種を抱えるフランスなどでも深刻な問題と言えるでしょう。 コロナ感染の拡大は、経済に大きな爪痕を残していますが、真っ先に影響を受けるのは有色人種です。 フランス…
バイデン政権誕生が引き起こした独仏間の論争 バイデン 政権の外交チームの顔ぶれが固まりつつありますが、彼の政権は同盟国なかでも欧州との関係修復に力を入れることが予想されます。 しかし、このバイデン 政権の方針は、海の向こう側でフランスとドイツ…
マクロン大統領の国葬での発言波紋呼ぶ イスラム教の創始者マホメットの風刺画を授業で使ったたフランスの国語教師がチェチェン出身のイスラム過激派に殺害された事件はみなさんご存知の通りですが、この事件がきっかけで、ただでさえスキマ風が吹いていたフ…
米国のユーラシア大陸からの撤退がもたらすもの 「世界の警察官をやめる」と宣言したのは、オバマ大統領でしたが、トランプ政権もその流れを引き継いで、各国に駐留する米軍を相次いで削減しています。 一万人を超える兵力を抱えていたアフガニスタンでは来…
英国のライバル、フランスの特徴 昨日は英国について書きましたが、今日はその永遠のライバル、フランスについて書きたいと思います。 フランスは英国と色々な意味で対照的です。 食事がうまい。(英国の食事は動物の餌程度に思っている。) 制服が嫌い。 退…