MIYOSHIN海外ニュース

世界の役立つ情報をわかりやすくお伝えします。

中国

中国経済が直面する三重苦

減速する中国経済 中国経済は今年減速を記録しました。 日経によれば、第3四半期の成長率が4.9%に低下した様です。 日本の成長率に比べれば相当高いですが、高成長が当たり前の中国ではこれは急ブレーキがかかった様な印象を国民に与えていると思います。 こ…

コンテナ製造の驚くべき中国依存度が招く海上輸送の混乱

コンテナが不足する理由 パンデミックから先進国の経済が回復を始めた今、至る所で価格の上昇が見られています。 エネルギーや金属資源の高騰がその最たるものですが、商品の価格上昇に影響を与えているものとして、コンテナ船の不足並びに運賃の高騰が注目…

米中対立を激化させた新型コロナ

新型コロナがもたらしたもの 新型コロナの感染は日本では収束しつつありますが、世界的視野でみれば、収束したとは言い難い状態です。 昨年初めから今日に至るまで新型コロナは世界を揺さぶってきました。 人類に対する大きな脅威となったウイルスの感染に対…

石炭の使用を解禁した中国 - カーボンニュートラルの公約はどこへ

エネルギー不足に悩む各国 世界中でエネルギー価格の高騰と供給不足が大きな問題を引き起こしています。 特に中国やインドといった発展途上国では、停電などで工場が停止し、市民生活にも大きな影響が出はじめています。 この問題について、フランスの経済紙…

台湾海峡の波高し

習近平主席の発言 先日、中国の習近平主席は9日、台湾統一に意欲と自信を見せ、「必ず実現できる。」と語りました。 これに先立ち10月1日と2日には中国の軍用機が台湾空域に大量に侵入しました。 合計77機もの侵入は過去に見られない数字です。 どうも背景に…

ボルボを活性化させた中国企業の経営手腕

グローバル企業を輩出するスウェーデン スウェーデンは欧州の中では、ドイツやフランスなどに比べれば小国ですが、ビジネスの世界では存在感を発揮しています。 家具のチェーンIKEAやアパレルの巨人H&Mは世界に冠たる存在ですし、音楽ストリーミングのSporti…

中国の不都合な現実

経済の変調 最近中国では経済の変調が起きています。 恒大(Evergrande)グループの香港市場での取引停止となりました。 一方、各地で電力不足が報告されており、世界の工場である中国はサプライチェーンとしての信頼を失いかねない状態です。 これらは来るべ…

中国の不動産業界が抱える構造的問題

不動産バブル崩壊の可能性 中国の不動産開発業者Evergrande社(恒大集団)の巨大な債務危機は、世界の注目を集めていますが、この問題は中国経済の抱える構造的な問題を反映していると言えます。 我が国でも不動産バブルは1991年に破綻し、日本経済に大きな…

中国の台頭はピークを迎えたのか

中国脅威論と衰退論 中国脅威論は、欧米のメディアで頻繁に取り上げられていますが、その中で今日は米誌Foreign Policyに掲載された「China is a declining power - and That’s a problem」(中国は没落している。しかしそれが問題だ)と題した論文をご紹介…

仮想通貨全面禁止に動いた中国政府の狙い

大きく舵を切った中国政府 中国はビットコインなど仮想通貨の取引だけではなく、そのマイニング(採掘)においても有名でした。 しかし、昨年来仮想通貨の採掘に膨大な電力を必要とするとして、中国政府はその取締りに動きました。 そして今日遂に、中央銀行…

非核国家に原子力潜水艦を供与する米英の判断

フランスとの契約をキャンセルさせた米英 昨日、オーストラリアが米英より原子力潜水艦を購入することを発表しました。 これは既にフランスと契約済みの通常型の潜水艦建造に関する契約をキャンセルする事を意味しており、フランス政府は、抗議声明を出し、…

米国が海外で失敗する理由 - 中国の分析

異なった視点の重要性 先日のブログで「欧米メディアが常に正しいわけではない。」と述べましたが、今日は中国の環球時報(Global Times)を取り上げたいと思います。 初めて中国のメディアを取り上げますが、これは中国側の肩を持とうというわけではなく、常…

中国の台頭に対応策に窮するEU

増す中国の存在感 先進国では経済活動がコロナ以前の水準に戻りつつある様です。 欧州も例外ではありません。 しかし、コロナ前とコロナ後を比べれば、中国の存在感が増している様です。 この点について仏紙Les Echosが「Le grand bond des exportations chi…

米国アフガン撤退を喜べない中露

論調に変化が見られる欧米メディア アフガニスタンからの米軍の急速な撤退は大きな混乱を引き起こし、世界中からバイデン政権に対する非難の嵐を巻き起こしました。 欧米のメディアも例外ではなく、米国の威信を損なったとか、同盟国が離反するといった趣旨…

オンラインゲームの使用制限を課した中国

IT企業への締め付けを強化する中国 中国政府は最近世界を騒がせるニュースを提供してくれています。 特にIT企業に対する圧力は西側では見られないもので、アリババの創始者ジャック マーが失踪したり、最近は外資のオンライン教育塾が廃業に追い込まれたりし…

米中対立の結末は- 中国系識者による未来予測

米中対立の将来を占う 米国がアフガニスタンやイラクから撤退しているのは、中国との対決に米国の持つ資源を集中させようと言う狙いからです。 今後数十年間は米中の覇権争いが国際政治の基調になる事は間違いなさそうです。 その対立の結果はどうなるのでし…

タリバンが周辺国に与える影響

帝国の墓場 アフガニスタンは「帝国の墓場」として知られており、過去に英国、ソ連、そして今度の米国と大国が関与を試みましたが、結果的に失敗に終わっています。 タリバンによる統治が今後始まる事が予想されますが、それを近隣諸国はどの様に見ているの…

ジョージ ソロスが分析する習近平体制

天才投資家の専攻科目 ジョージ ソロスと言えば言わずと知れた投資の神様ですが、彼と並び称されるジム ロジャースと共に伝説的なヘッジファンドを立ち上げ、史上最高とも言われる投資実績を記録した事で知られています。 この二人経歴を調べてみると、両者…

カブールの陥落は台北でも起こりうるか

バイデン 大統領の発言 バイデン 大統領が「台湾を守る」と発言した様です。 公式には中国は一つであると認めている米国の大統領が台湾を守ると発言するのは異例の事で、これは失言であると見る向きもあります。 しかしカブールのあっという間の陥落によって…

中露を同時に敵に回すのは得策か

バイデン政権の外交戦略 バイデン政権の外交戦略の根幹は、他の地域を犠牲にしても、中国とロシアを抑えるというものの様ですが、中露の二大国を同時に敵に回して大丈夫でしょうか。 専門家の中には、中露の間に吹くスキマ風を利用して最も危険な対象である…

中国によるフランスの木材買い漁りの是非

中国の爆買いの影響 「ウッドショック」という言葉が最近良く聞かれる様になりました。 これはコロナ感染が広まるにつれ、在宅勤務を始めた米国国民が新たに郊外に家を購入したり、自宅をリフォームした事から木材価格が高騰し、国際市場にも波及した事を指…

中国政府の教育産業への取り締まりの真の狙いは

大幅な下落を示した中国企業株価 中国企業の株価は今週大きく下げました。 このきっかけは中国政府の教育産業への締め付けが原因とされています。 最近の一連の措置は、経済開放に待ったをかけようとする中国共産党の意向が反映されている様に思いますが、英…

インド太平洋戦略の起源は

日米の外交戦略の拠り所 「インド太平洋戦略」とか「自由で開かれたインド太平洋」という言葉が新聞の見出しに使われることが多くなりました。 この構想はトランプ前政権の支持を受け、その後バイデン政権になっても引き続き、外交政策の重要軸となっている…

中国が家庭教師を取り締まる理由

中国の過熱した受験競争 中国には科挙という制度がありました。 科挙は、苛酷な選抜試験であり、中には数十年もその合格のために受験勉強を続けた人もいたそうです。 それだけの時間をかけた理由は、科挙に合格すれば将来の出世が約束されたからでした。 状…

中国の泣き所はどこか

国内基盤を固める習主席 習近平主席は就任以来、着々と権力固めを行い、2018年の党大会で憲法改正を行い、自らの任期の限度を撤廃しました。 新型コロナを見事に封じめたことから、習主席の指導力に対する国民の信頼も向上しています。 盤石に見える中国に弱…

東南アジア感染爆発の理由は

中国製ワクチンへの依存 現在、タイやインドネシアでは新型コロナが猛威を奮っています。 感染者の多くはデルタ株に感染している様ですが、医療環境は逼迫しており、酸素が不足して重症患者に十分な酸素を供給できない危機的な状況に陥っている様です。 ファ…

なぜ5Gで中国に遅れをとったのか

次世代通信技術で先手を打った中国 5Gに関しては、トランプ政権時代に突然中国Huawei社の脅威説が高まり、米国が同盟国に対してHuawei製の5G関連機器を使わない様に求めました。 あの時から私が抱いている疑問は「5Gってそれ程重要な技術なのか。」と「それ…

ワクチンの優劣明らかに- ワクチン外交に大きな影響も

キューバやイランも自国産のワクチンを承認 世界中で新型コロナとの戦いが続いています。 先進国ではワクチン接種が進み、今年の夏はマスクが不要となる地域もある様です。 しかし、発展途上国はワクチン接種が遅れた上に、南米やインドではウイルスの変異株…

100周年を迎える中国共産党長寿の理由

大混乱を生き延びた中国共産党 中国共産党は来月1日設立100周年を迎えます。 この100年は日中戦争、国共内戦、文化大革命などを経験したまさに激動の時代といって良い1世紀だったと思います。 中国共産党がこの激動の1世紀を生き延びた理由について英誌Eco…

米中新冷戦を煽る声に冷ややかなサンダース議員

サンダース議員の根強い人気 バーニー サンダース上院議員は、過去二回大統領予備選に参加しました。 2016年の予備選では、絶対の本命とみなされたヒラリー クリントン候補に対して善戦し、あと一歩で民主党大統領候補になるところでした。 トランプ氏が「彼…