MIYOSHIN海外ニュース

世界の役立つ情報をわかりやすくお伝えします。

アメリカ

富裕層に甘い米国を批判する仏紙

一筋縄ではいかないフランス フランスはご存知の通り、ドイツと並んでEUの中核をなしています。 この国は古くはドゴール外交に代表される通り、米国の言う事をすんなり聞かない事で有名です。 ドゴール将軍はヒトラーがフランスを占領している間、ロンドンに…

米中対立を激化させた新型コロナ

新型コロナがもたらしたもの 新型コロナの感染は日本では収束しつつありますが、世界的視野でみれば、収束したとは言い難い状態です。 昨年初めから今日に至るまで新型コロナは世界を揺さぶってきました。 人類に対する大きな脅威となったウイルスの感染に対…

台湾海峡の波高し

習近平主席の発言 先日、中国の習近平主席は9日、台湾統一に意欲と自信を見せ、「必ず実現できる。」と語りました。 これに先立ち10月1日と2日には中国の軍用機が台湾空域に大量に侵入しました。 合計77機もの侵入は過去に見られない数字です。 どうも背景に…

中国の台頭はピークを迎えたのか

中国脅威論と衰退論 中国脅威論は、欧米のメディアで頻繁に取り上げられていますが、その中で今日は米誌Foreign Policyに掲載された「China is a declining power - and That’s a problem」(中国は没落している。しかしそれが問題だ)と題した論文をご紹介…

ウォールストリートジャーナルが社説で唱えるTPP復帰

中国、台湾の加盟申請 環太平洋パートナーシップ貿易協定(TPP)を巡って、慌ただしい動きが見られました。 中国が正式に加盟申請を行った直後に台湾も同様の申請を行いました。 中国の申請は先日の米英豪三国による新しい軍事協定(AUKUS)の発表が影響したと…

米国の中東離れが引き起こす合従連衡

中東諸国に走った激震 アフガニスタンからの米軍撤退は、米国の中東離れを象徴する出来事でした。 そもそもアフガニスタンからの撤退を決めたのはトランプ大統領ですから、この流れは彼の時代から始まっていたと言えます。 トランプ政権時代にUAE(アラブ首…

存在感の低下に悩むフランス

不意打ちを喰らったフランス 今回のオーストラリアの原子力潜水艦に関する英米との契約そしてそれに伴うフランスとの通常型原潜建造契約のキャンセルは、フランスのマクロン政権にとって大きな痛手となりました。 欧米のメディアはこの話題で持ちきりです。 …

アルカイダとイスラム国 - タリバンとの関係は

過激テロリスト集団 タリバンによる実効支配が確立したアフガニスタンにおいて気になるのはアルカイダやイスラム国(ISISとしても知られる)といった過激なテロリスト集団の活動が活発化する事です。 そもそもアルカイダとイスラム国の違いを、私も恥ずかし…

欧米間の亀裂を深めた豪州潜水艦商談

フランス大使召還 昨日取り上げたオーストラリアのフランスとの潜水艦建造契約の破棄は両国間のみならず米仏関係にも大きな傷跡を残した様です。 フランスは米豪両国から大使を引き上げました。 バイデン氏は同盟国、特に欧州との関係修復に力を入れると言わ…

非核国家に原子力潜水艦を供与する米英の判断

フランスとの契約をキャンセルさせた米英 昨日、オーストラリアが米英より原子力潜水艦を購入することを発表しました。 これは既にフランスと契約済みの通常型の潜水艦建造に関する契約をキャンセルする事を意味しており、フランス政府は、抗議声明を出し、…

米国が海外で失敗する理由 - 中国の分析

異なった視点の重要性 先日のブログで「欧米メディアが常に正しいわけではない。」と述べましたが、今日は中国の環球時報(Global Times)を取り上げたいと思います。 初めて中国のメディアを取り上げますが、これは中国側の肩を持とうというわけではなく、常…

バイデン大統領が世界の信頼を回復する起死回生の一手

アフガン撤退に対する批判 バイデン大統領のアフガン撤退はあまりに性急に行われた結果、内外の評価は手厳しいものになっています。 米国では中間選挙への影響も取り沙汰されている様です。 そんな中、米誌Foreign Policyに興味深い論文が掲載されました。 …

9/11から得られる教訓 - 英国から見た米国の変容

英国から見た9/11後の世界 本日は連続多発テロ事件の20周年にあたります。 欧米のメディアは、この9/11事件に関する記事でもちきりです。 昨日は事件当時米国安全保障補佐官であったライス氏の投稿をご紹介しましたが、今日は米国に最も近い同盟国である英国…

ライス元国務長官が振り返る9.11

ライス元国務長官の寄稿 9.11が20周年を迎え、ニューヨークでは大規模な式典が行われた様です。 その後二十年続いた「終わりなき戦争」のきっかけとなったこのテロ事件に関して、事故当時に国家安全保障顧問であったコンドリーザ ライスさんが米紙ウォール・…

9.11は100年後にどの様に記憶されているだろうか

終わりのない戦争を始めるきっかけとなった同時多発テロ 9.11の同時多発テロはその後の米国に大きな影響を与えました。 イラクやアフガニスタンでの「終わりのない戦争」を始めたのも9.11がきっかけでした。 それでは100年後に9.11はどの様に記憶されるでし…

コロナがもたらすもの-大都市における変化

コロナ前に戻るか ワクチン接種の広がりとともに、世界経済は回復途上にあります。 しかし世界の主要都市では、経済活動が元に戻っていません。 テレワークの普及により、都市から流出した人々は元に戻ってこないのでしょうか。 この点に関して、英誌Economi…

マクロン大統領の米国依存に関する批判は正しいのか

米国依存に警鐘を唱える仏大統領 アフガニスタンからの米国のあっという間の撤退は、同盟国に動揺を広げました。 特に中東やアフリカの親米国は肝を冷やしたに違いありません。 米国が20年の歳月と膨大な資金、兵力を投入し、国づくりに注力したアフガニスタ…

米国アフガン撤退を喜べない中露

論調に変化が見られる欧米メディア アフガニスタンからの米軍の急速な撤退は大きな混乱を引き起こし、世界中からバイデン政権に対する非難の嵐を巻き起こしました。 欧米のメディアも例外ではなく、米国の威信を損なったとか、同盟国が離反するといった趣旨…

米中対立の結末は- 中国系識者による未来予測

米中対立の将来を占う 米国がアフガニスタンやイラクから撤退しているのは、中国との対決に米国の持つ資源を集中させようと言う狙いからです。 今後数十年間は米中の覇権争いが国際政治の基調になる事は間違いなさそうです。 その対立の結果はどうなるのでし…

タリバンが周辺国に与える影響

帝国の墓場 アフガニスタンは「帝国の墓場」として知られており、過去に英国、ソ連、そして今度の米国と大国が関与を試みましたが、結果的に失敗に終わっています。 タリバンによる統治が今後始まる事が予想されますが、それを近隣諸国はどの様に見ているの…

タリバン との対話はどの様に行うべきか - トルコという選択肢

カブール国際空港の運営は継続可能か タリバンに対する地方軍閥の反乱が起きたと報じられていますが、大勢としてはタリバンがアフガニスタンを制定したのは事実の様です。 タリバンが過去にアルカイダを国から排除しなかったとか、麻薬取引で運動資金を得て…

アフガニスタンの腐敗に責任を転嫁して良いのか

アフガンの失敗の原因 米国は一時世界の警察官と言われ、世界中の多くの紛争に介入しました。 成功した事例がないわけではありませんが、ベトナムや今回のアフガニスタンに見られる様に、ほとんど失敗しています。 今回、米国政府はアフガニスタン政府や社会…

アフガニスタンに播かれた民主主義の種

欧州から見たカブール陥落 カブールの陥落に関するバイデン 政権の責任について、トランプ前大統領は「米外交史における最大の恥」とまでこき下ろしていますが、同盟国の欧州の反応はどうなっているのでしょうか。 仏紙Les Echosが「L'échec afghan, une ter…

米国がベトナムの失敗を繰り返す理由

再び犯した過ち 今回のアフガニスタンにおける米国の失敗は、ベトナム戦争に重なって見えます。 米国はベトナム戦争で悲惨な敗北を味わった筈なのに、どうして同じ過ちを繰り返すのでしょうか。 この点について英誌Economistが「Why America keeps building …

カブール陥落が米国の信頼失墜に繋がらない訳

米国を批判する国際メディア カブール陥落のニュースは世界中をかけめぐり、中露の政府系報道機関はもとより欧米メディアの多くも「アフガニスタンを見捨てた米国の判断は、同盟国の米国に対する信頼を失わせ、米国にとって大きな打撃となった。」という論調…

カブールの陥落は台北でも起こりうるか

バイデン 大統領の発言 バイデン 大統領が「台湾を守る」と発言した様です。 公式には中国は一つであると認めている米国の大統領が台湾を守ると発言するのは異例の事で、これは失言であると見る向きもあります。 しかしカブールのあっという間の陥落によって…

アフガニスタンは再びアルカイダの巣窟となるのか

アフガニスタンが国際社会にもたらすもの タリバンによるアフガニスタンの制圧は何を今後生み出すのでしょうか。 間違いないのは大量の難民発生です。 既にアフガニスタンからの難民は隣国のイランを経由してトルコに到達している様です。 トルコは既にシリ…

タリバンの快進撃を支援した隣国パキスタン

タリバンとパキスタンの蜜月 昨日アフガニスタンの首都を掌握したタリバンは、1990年代中頃、イスラム神学校の学生を中心とした集団として台頭し始めました。 彼らは長期間にわたり、隣国パキスタンの諜報機関であるISIから資金面軍事面で支援を受けてきたと…

カブール陥落は世界秩序のターニングポイントか

首都陥落の衝撃 驚くべきスピードでタリバンは進撃し、既に一部のメディアでは首都が陥落したと報道されています。 兵員数や装備の上では政府軍がタリバンを凌駕していましたが、戦意を失った政府軍はあっけなく崩れていった様です。 何故この様な事態が生じ…

アフガニスタンからの撤退の是非

予想を上回るタリバンの進撃スピード アフガニスタンが緊迫した状況に陥っている様です。 米軍の撤退を受けて、タリバンが全国各地で政府軍に対して攻撃を加え、多くの都市がタリバンの支配下に落ちたと伝えられています。 バイデン 大統領はアフガニスタン…