アメリカ
マクロン大統領の対プーチン外交 フランスでは明日10日、大統領選挙が行われます。 現職のマクロン大統領が再選を果たすか否かが注目されていますが、ロシアのウクライナ侵攻が始まる前に、マクロン大統領がプーチン大統領を訪れて何度も外交交渉を行った事…
経済制裁の抜け道を探すロシア ロシアに対する経済制裁は日に日に厳しさを増している様ですが、ロシア人はこれに対抗手段を取ろうとしている様です。 仏紙Les Echosがこの点について「Guerre en Ukraine : frappées par les sanctions occidentales, les ent…
SMBC日興証券の事件 外国人のビジネスマンが日本で収監されたケースとしては、カルロス ゴーン氏がすぐに思い出されますが、最近SMBC日興証券の外国人トレーダーが逮捕されました。 今回の事件については日本のメディアでも大きく取り上げられていますが、外…
非難決議と制裁を使い分ける国々 ロシアに対する制裁は世界的な広がりを見せている様に見えますが、国連でのロシア非難決議に反対或いは危険した国は40か国に上り、更に決議には賛成したものの、経済制裁には参加しない国はかなりの数に上りそうです。 この…
EUと中国の首脳会談 今週金曜日に中国とEUのトップ会談がオンライン形式で行われる予定です。 ウクライナでの戦争が長期化する中、この会議はどの様な結果をもたらすでしょうか。 米紙ウォールストリートジャーナル(WSJ)がこの点について「The European Uni…
中立ポジションをとるインド 今回のウクライナへのロシア侵攻から漁夫の利を得るのは誰でしょうか。 それはインドであるとする論文が米誌Foreign Policyに掲載されました。 「For India, Putin’s War Starts to Look Like a Gift」(インドにとって贈り物の…
中国、インドとの関係を深めるロシア ロシアはヨーロッパなのかアジアなのかどちらでしょうか。 これはなかなか難しい問いです。 モスクワなど大都市を見ると、欧州に近く感じますが、ロシアは世界最大の国です。 その中にはタタール人等アジア系の人も多く…
トルコ新聞第一報を伝える 注目を集めるロシア - ウクライナ両国の和平会議が本日、トルコのイスタンブールで行われました。 オスマン帝国時代の宮殿であるドルマバフチェ宮殿で行われた両国代表団の会合について、第一報がトルコの大手紙Hürriyetによって発…
米国の要請に応じないサウジ ロシアのウクライナ侵攻が引き起こした影響として、エネルギー価格の高騰そしてロシアへのエネルギー依存度を低下させようとの動きが挙げられます。 しかしいずれもそれほど簡単な仕事ではなさそうです。 というのもロシア以外の…
ロシアを驚かせた西側の団結 ロシアのウクライナ侵攻に対して、西側は一気にロシアに対する経済制裁を纏め上げました。 西側諸国の一致した動きは、ロシアにとっても予想外だったと思われます。 この経済制裁はロシアにとって当然のことながら大きなインパク…
東南アジアの視点 今回のウクライナ侵攻を世界各国の人々はどの様に見ているでしょうか。 欧米のメディアだけを見ていては、バランスを欠きます。 今回の戦争が台湾問題にも大きな影響を与えるという観点から、東南アジアの人々がどの様に感じているかを知る…
中国の動向 ウクライナ危機に大きな影響を与えた国の一つはドイツですが、勿論中国が今後どの様に動くかも重要です。 この点について、英誌Economistが「The war in Ukraine will determine how China sees the world」(中国が世界をどの様に見るかを決定づ…
潮目を作ったドイツ首相 今回のウクライナ紛争において潮目があったとすると、それはドイツのショルツ首相がプーチン氏に三下り半を突きつけた時ではなかったかと思います。 それまでドイツは米国の強い要請にもかかわらず、ノルドストリーム2(ロシアとド…
ロシアに一目置かれるトルコ 先日、トルコのリゾート地アンタルヤでロシア・ウクライナ外相会談がトルコのアレンジの下行われましたが、昨日プーチン大統領はトルコのエルドアン大統領と電話会談を行った様です。 この会談について、英国のBBCが一報を報じま…
制裁対象から外れた金属 欧米はロシアに対して厳しい経済制裁を課していますが、制裁対象となっていない重要な金属資源があります。 それはニッケルです。 ニッケルは電気自動車のバッテリーの重要な構成要素であり、それが理由で対象から外れている訳です。…
したたかなインド 先日のブログでもご紹介した通り、インドは中国と同じく、国連でのウクライナ侵攻非難決議を棄権しました。 インドはクワッドの一員で西側の同盟国ではないかとおっしゃる方もおられるかも知れませんが、この国は一筋縄ではいきません。 歴…
中国の判断は如何に ウクライナでの戦闘は更に拡大しています。 この戦闘の帰趨を決するのは中国がロシアを支援するか否かにかかっている様です。 この点について英誌Economistが「Xi Jinping places a bet on Russia」(ロシアに賭ける習近平)と題した記事…
シカゴ大学教授の主張 ウクライナでの戦争は益々深刻な状態を迎えています。 この悲惨な戦争を引き起こした責任がプーチン氏にあることは間違いありませんが、彼は何故その様な決断を下したのでしょうか。 彼の精神状態がおかしくなったのではとの報道もある…
トルコでの外相会談 昨日、トルコのアンタルヤでロシア、ウクライナの外相が面談を行いました。 何故トルコで両国の外相が面談したのかと訝る方もおられると思いますが、トルコはロシア、ウクライナ両国と深い関係を持つ稀な国の一つなのです。 喧嘩の仲裁役…
トルコはNATOの一員 トルコは多くの日本人に誤解されている国です。 そもそも日本でトルコと名前のついているものでトルコに存在するものは稀です。 最近日本で流行っている「トルコライス」なるものトルコではお目にかかった事はありません。 そもそも豚を…
エネルギーメジャーの相次ぐ撤退 ロシアに対する経済制裁は日々厳しさを増しています。 経済制裁に関するニュースの中で、おやっと思ったのは、ロシアのサハリンで行われているエネルギープロジェクトからエクソンやシェルと行った欧米のメジャーが相次いで…
プーチン大統領決断の条件 ロシアによるウクライナ侵攻は世界に大きな衝撃を与えましたが、このタイミングでプーチン大統領がウクライナ侵攻を決心したのは、ウクライナが未だNATOに加盟しておらず、核兵器も保有してなかったからだと思います。 この二つの…
外貨準備凍結が与えるショック ロシアに対する西側の経済制裁の中で、ロシア中銀が各国に積み立てた外貨準備金を凍結するというものがありました。 意外にも日本にもロシア政府tの外貨準備金がかなり積み立てられている事がわかり、驚きました。 ロシアが外…
高みの見物 昨日、バイデン大統領は一般教書演説の冒頭ウクライナ情勢に触れ、「プーチンは大きな計算間違いを犯した。自由は独裁に常に勝つ。」と誇らしげに語り、共和党を含む超党派の拍手喝采を受けました。 しかし、米国は現在の状況を手放しで喜んでい…
金融的核兵器使用の決定 本日、驚くべきニュースが飛び込んできました。 欧米が急遽ロシア大手銀行に対してSWIFT接続を停止する事を決めた様です。 この処置は英国のジョンソン首相などが強く主張していたものですが、あまりに強硬すぎるという事で、米国もE…
ウクライナに興味津々の中国ソーシャルメディア 今回のウクライナへのロシア軍侵攻はどうしても中国の台湾侵攻の可能性を想起させます。 経済制裁でしか対応できなかった西側の反応を中国はどの様にみているのでしょうか。 米紙ウォールストリートジャーナル…
プーチン大統領の電撃作戦 ウクライナに進軍したロシア軍は首都キエフに接近しているとの報道が流れました。ロシアの電撃作戦はウクライナ東部だけでなく、全土を対象としている様です。 大方の予想を遥かに上回る大規模な軍事作戦の結果はどうなるでしょう…
プーチン大統領の決断 ロシアはウクライナへの軍事侵攻に踏み切りました。 西側の経済制裁を考慮し、ウクライナ侵攻は思いとどまるだろうと筆者は予測していましたが、プーチン大統領は経済制裁を課せられても絶対にやり遂げたい事がある様です。 それは何で…
独露ガスパイプライプロジェクトの凍結 ロシアのドネツク共和国独立省に音の動きを受け、欧米はロシアに対する第一次の制裁を行う事を決断しました。 その中で注目すべきはロシアとドイツを直接結ぶ新規天然ガスパイプライン「ノルドストリームII」の認可作…
アフリカに関する多くの誤解 アフリカは日本人にとって遠い大陸ですが、最近その将来性に注目が集まっています。 先日、恥ずかしながらアフリカの大きさが日本の80倍あるという事を知って驚きました。 これは米国(日本の25倍)、中国(23倍)、EU27か国(11…