MIYOSHIN海外ニュース

世界の役立つ情報をわかりやすくお伝えします。

2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

豪州ワインに高関税を課した中国に対する欧州の視線

中豪関係の悪化 オーストラリアと中国の対立は、遂に豪州ワインに200%を超える高額関税をかけるというところまでエスカレートしました。 オーストラリアとQuadと言われる安全保障上の協力体制を作り上げている米国や日本では、中国とオーストラリアの対立は…

イランの核科学者殺害の真相

テヘラン郊外での殺害劇 イラン核研究者のトップと言われるファクリザデ博士が何者かにテヘラン郊外で殺害されました。 この殺害にはイスラエルが関与しているとの報道もありますが、何故この時期に殺害が企てられたのでしょうか。 この殺害の狙いや主要プレ…

米中関係の将来を占う人権問題

香港の民主運動風前の灯か 世界中の注目が米国大統領選に注がれている間に、見逃せない出来事が起きています。 香港では中国政府により立法会(香港の国会にあたる)から4人の民主派議員が議員資格を剥奪され、これに反発する民主派議員が全員辞職するという…

バイデン政権のもたらすもの - 欧州安全保障に関する独仏の溝深まる

バイデン政権誕生が引き起こした独仏間の論争 バイデン 政権の外交チームの顔ぶれが固まりつつありますが、彼の政権は同盟国なかでも欧州との関係修復に力を入れることが予想されます。 しかし、このバイデン 政権の方針は、海の向こう側でフランスとドイツ…

史上最高のサッカー選手逝く- ディエゴ マラドーナ

史上最高の選手 ディエゴ マラドーナ、伝説的なサッカー選手が亡くなりました。 彼は私が知る限り、史上最高のサッカー選手です。 私も若い頃から数々の名選手を見てきましたが、マラドーナを上回る選手はいません。 ブラジルのペレ選手を史上最高の選手に推…

バイデン 政権から最も恩恵を被る国はどこか

バイデン チームの顔ぶれ バイデン政権の閣僚が発表されるにつれ、バイデン 氏のやろうとしている事がより明確になってきました。 バイデン 氏がオバマ時代に回帰し、中国に対して甘い姿勢を見せるのではないかと危惧する声も高かったのですが、どうやらそれ…

イスラエルとサウジの秘密会談の狙いは -バイデン 政権に送られたメッセージ

中東における地殻変動 中東の主要なプレーヤーと言えば、サウジ、イラン、トルコ、エジプトなどが挙げられますが、これに加えて人口は少ないですがイスラエルの影響力も無視できません。 最近湾岸諸国のUAEやバーレーンが相次いで、それまで公式な関係を持た…

米国務長官指名固まる

バイデン 氏閣僚人事近々発表か バイデン 次期大統領がいよいよ閣僚人事を発表する様です。 米国メディアは一斉に次期国務長官としてアントニー ブリンケン氏が指名される予定と伝えました。 ブリンケン氏はどんな人でしょうか。 ウォールストリートジャーナ…

武装ドローンの拡散にどう対応すべきか

勝敗を分けた武装ドローン ナゴルノ=カラバフ地域を巡るアゼルバイジャンとアルメニアの武力紛争はアゼルバイジャンの勝利に終わりました。 この戦争で勝敗を決したのは、戦車でもミサイルでもなく、アゼルバイジャン軍が使用した武装ドローンだと言われてい…

ドイツで活躍するトルコ系移民

トルコ系移民が経営する独BionTech社の快挙 以前英誌Economistの記事を取り上げた際に、米ファイザーとドイツの新興企業であるBioNTech社のグループがワクチン開発の先頭を走っている事をお伝えしました。 この記事で注目したいのは、ファイザーのCEOがギリ…

アジアでの戦争を避けるには - 次期国防長官候補の主張

国防長官候補が寄稿した論文 バイデン大統領のアジア政策はどの様になるでしょうか。 その鍵を握るのは国務長官と国防長官の人事だと思います。 既にバイデン 氏は閣僚の選定に入っていると伝えられていますが、国防長官の有力候補として名前が上がっている…

バイデン政権はトルコにどう向き合うべきか

NATO内部での対立 トルコはNATO(北大西洋条約機構)のメンバーですが、最近他のNATOメンバーである欧米諸国との関係にきしみが生じているのはご存知の通りです。 キプロス沖の天然ガス開発に関しては、隣国ギリシャと対立し、NATOの仮想敵国であるロシアか…

来年はどんな年になるか - 英誌Economist編集長の予測

米の販売にも大きな影響を与えたコロナ 英誌Economistは毎年、翌年に関する予測を行う様です。恒例の予測記事が昨日掲載されました。 今年は新型コロナの感染で世界中に激震が走った年でした。 たかが感染病がこれほどの大きな影響を先進国から発展途上国に…

世界最大の貿易協定(RCEP)締結の意味は - 英誌エコノミストの分析

世界最大の貿易協定 日本を含むアジアの15か国は東アジア地域包括的経済連携(RCEP)に署名しました。 8年越しで協議されたこの協定は、世界経済が新型コロナで苦しむ中、最終的な合意に到達しました。 交渉途中でインドが抜けたものの、中国、韓国なども含…

英誌エコノミストが語るワクチン開発の成果と今後の課題

ワクチン遂に開発される 先週ファイザー社によって発表されたワクチン開発のニュースは世界中を駆け巡りました。 しかも、ワクチン接種で得られる抗体の有効性が90%以上という情報は、期待していた以上のものでした。 これで、多くの人が救われると思いまし…

バイデン氏は先ず何から着手すべきか

バイデン政権最初の100日 バイデン氏は政権についた後、何から手をつけるでしょうか。 最初の100日がその政権の良し悪しを決めると言われますが、バイデン氏も、政権の浮沈を決めかねない政策の優先順位に関して、現在、策を練っていると思います。 そんな中…

バイデン氏当選が世界に与える影響 - 中国

祝電を送らない理由 バイデン氏に祝電を送らない国の一つに中国があります。 バイデン氏に祝電を送らない理由を、中国共産党系の英字新聞である「Global Times」は、「中国は米国大統領選のごたごたに巻き込まれない様に距離を置く必要がある」と説明してい…

ポンペオ国務長官がトルコを訪問する理由

米国の事実誤認 ポンペオ国務長官は、最近記者団に対してトランプ政権の2期目に言及して、物議を醸していますが、トルコでも彼の訪問は波紋を広げています。 彼は今週から外遊を開始し、フランスなど6カ国を訪問予定ですが、その中にトルコとサウジアラビア…

バイデン氏当選が世界に与える影響 - ロシア

バイデン 氏に祝電を打たない国々 バイデン氏当選確実の報が出された後、各国首脳は続々とバイデン氏に祝電を打っています。 菅首相も既に発信しましたし、バイデン氏と好関係とは思われないサウジやトルコも打った模様です。 しかし、未だに祝電を打ってい…

バイデン氏当選が世界に与える影響 - トルコ

バイデン氏当選に喜べないトルコ 昨日、バイデン氏当選がサウジアラビアにとって悪夢である事をお伝えしますが、そのサウジアラビアと中東地域において激しく対立しているのはトルコです。 イスラム教スンニ派の盟主の地位を争う両国の対立は最近益々激しさ…

バイデン氏当選が世界に与える影響 - サウジアラビア

サウジに走る衝撃 バイデン候補の当確の報は世界中に衝撃を与えていますが、最もショックを受けた国の一つがサウジアラビアではないでしょうか。 トランプ大統領及び娘婿のクシュナー顧問と蜜月の関係を作り上げてきたサウジの事実上の統治者Mohammed Bin Sa…

ワクチン供給で国際的影響力を増す中国

コロナ第二波の襲来 冬を迎えて、世界中で新型コロナが猛威を奮っています。 欧州では多くの国で再度のロックダウンが開始されました。 一刻も早いワクチンの開発が待たれます。 いくつかのワクチンは、年内に最終承認が下りそうですが、ここでも中国メーカ…

中国は米国をどの様に分析しているのか

バイデン候補の対中対策に関する懸念 バイデン候補が遂に勝利宣言を行いました。一方、トランプ大統領は法廷闘争を続ける構えで、まだ最終決着まで時間がかかりそうです。 バイデン氏が大統領になった場合、日本にとって一番気になるのは対中政策です。 再び…

失われた米国投票システムへの信頼- オンライン投票の導入は必要か

法廷闘争の可能性も 昨日のブログで、「敗者は潔く負けを認めるべきだ」と書きましたが、トランプ大統領は、たとえバイデン候補が勝敗ラインである270人に達したとしても、「今回の選挙には不正があった」として、大統領の座を譲るつもりはなさそうです。 降…

米国の民主主義は風前の灯か

決着がつかない大統領選 大統領選はバイデン候補が優位を保っていますが、未だ決着がついていません。 トランプ大統領は反対勢力が選挙をSteal(盗んだ)と非難し、法廷闘争を辞さない構えを見せています。 過去の大統領選では大手メディアが当選確実を遅く…

トランプ氏再選を阻止するのはトランプ氏自身だ

大激戦の大統領選 このブログを書いている時点で、大統領選開票はかなり進み、両候補が稀に見る大激戦を展開しています。 法廷闘争にまでもつれ込むのではとの予測もありますが、米紙ウォールストリートジャーナル(WSJ)がトランプ大統領の過去4年を総括し、…

大統領選開票進む - 場合によっては大混乱も

大手メディアの予測大きく外れる 現在、米大統領選の開票が進んでいます。 郵便投票が多かったので、開票に時間がかかると思いきや、意外にスムーズに開票が進んでいます。 鍵を握ると言われるフロリダやオハイオ州でトランプ大統領が勝利を確定し、予想外の…

新型コロナ症状が長期化するケース続出

新型コロナの症状長期化 今日は米国大統領選の投票日です。 時差がありますので、実際の投票が始まるのは日本時間の夜に入ってからですが、さあ結果がどうなるか、米国民だけでなく、世界中に影響を与える選挙だけに、関心が高まります。 これまで大統領選に…

ショーン コネリーよ永遠に - 不世出の英国俳優

スコットランドの巨星墜つ 一番好きな映画は何かと聞かれたら、ボンドシリーズの「ロシアより愛を込めて」と答えるかも知れません。 その位、この映画は傑作でした。 英国諜報部員として働くボンドが、当時、東西冷戦の最前線であったイスタンブールで東側ス…

トランプとバイデンどちらが大統領になるべきか(続編)

トランプ大統領に対する批判記事 物事の真偽は様々な意見を聞いてから判断すべきと言われています。 特に政治の様に主観が大きな比重を占める世界は特にそうです。 昨日、バイデン候補に対する批判的な意見をご紹介しましたが、それだけでは片手落ちです。 …