MIYOSHIN海外ニュース

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2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

同盟国日本を評価する声米国で高まる

インド太平洋地域の要 バイデン政権の外交政策における最重要地域がインド太平洋である事は、ご存知の通りですが、この地域における最も重要な同盟国はどこでしょうか。 米国では日本を再評価する動きが高まっている様です。 米誌Foreign Affairsが「Japan I…

ワクチンパスポートの発行を巡る賛否両論

ワクチン接種証明は必要か 世界中で驚くべきスピードでワクチン接種が行われています。 高齢者への接種が全く始まっていない日本を尻目に、英国などは全国民の少なくとも3分の1が一回目の接種を済ませました。 当然の様に湧き上がってきた議論が、接種済み…

米中対立の主戦場 となる東南アジア

東南アジアの重要性 バイデン政権は慎重に対中戦略を練っている様ですが、両国の主戦場がインド太平洋地域になる事は間違いありません。 米国はこの地域に必要なリソースを手当てするため、中東など他の地域への関与を減らして行く事になると予測されます。 …

再び高騰を始めた欧州排出権価格

活気を取り戻す排出権市場 京都議定書が締結されたのは1997年12月でした。 その後2000年代初頭にかけて、排出権取引は大きな盛り上がりを見せました。 当時私もこの排出権取引に取り組んだ一人ですが、最初は排出権取引の仕組みがよく分からず、途方に暮れた…

現代版科挙試験によって人材を選りすぐる中国の実力主義

今年も行われるGaoKao 日本は受験の季節に突入していますが、欧米は受験の時期がそもそも違うので、受験シーズンではありません。 新型コロナ感染が広がる中、欧米ではこれまでの様な筆記試験を行わない様です。 それではお隣の中国はどうでしょうか。 中国…

英米に比べ遅れをとる日本のワクチン接種

猛スピードで進む英米のワクチン接種 日本でも漸くワクチンの接種が始まりましたが、期待していた程のスピードでは進まない様で、高齢者の接種も4月以降になりそうです。 海の向こうではイスラエルを筆頭に接種が急スピードで進んでおり、かなり大きな効果が…

いよいよ動き出した米国とイランの核合意協議

イランとの協議開始 米国に限らず、どの政権も設立直後の100日間が重要と言われています。 一般的に最初の100日は目新しさも手伝って、国民の支持率が高く、新政権は思い切った政策を打ち出せるからです。 バイデン政権もコロナ感染が広がる中、クリーンエネ…

バイデン政権の中東政策大転換

一上院議員の提言 米国の世界戦略はバイデン 氏が大統領になった事で大きく変化しそうです。 先日行われたオンラインG7会議でも、バイデン 大統領は他国との協調を重視していくことを明らかにしました。 それでは中東政策はどう変わるでしょうか。 米誌Forei…

検閲により悲鳴を上げる中国のハリウッドファン

現代版万里の長城 中国にはGreat Firewallと呼ばれるインターネット上の防壁が構築されており、国内で閲覧できるサイトは制限されています。 それでは、中国の人々は外国の映画などを観る事ができないのでしょうか。 それは可能です。 外国の映画やドラマを…

WHO調査団中国での調査結果第一報

WHO調査団中国での調査結果はいかに 先日すったもんだしたあげく漸く入国を許された世界保健機構(WHO)の中国調査団ですが、調査を終えて帰国した様です。 新型コロナが発生してから1年以上も経ってから調査しても、成果は得られないと誰もが思いましたが、…

テキサス州の大停電から得られる教訓

日本の寒波電力網を襲う 今年北日本を中心に厳しい寒波が襲い、一部地域で電力不足に陥りました。 この様に一時的に電力需要が急増した場合、電力需給のギャップを埋めるのは、一般的に天然ガス焚き発電所です。 しかし、各電力各社とも液化天然ガスの蓄えは…

株式は長期的には値上がりする- 日本株でも

日本株は儲からないは本当か 株式の専門家でもないし、株を本格的に勉強したり、株式市場に大金を投じた訳でもないので、株式市場に関してブログを書くつもりはありませんでした。 しかし、今日ウォールストリートジャーナル(WSJ)に掲載されたIn the Long R…

ライドシェアリングを制するのは中国か

Uberとの戦いを制したDidi コロナ感染が始まる前ですから一昨年だと思いますが、中国の企業であるDidiが日本でタクシー配車事業を始めたと聞き、すぐにスマホにアプリを入れて、何度か使いました。 他の配車サービスと比べて、特に差がないので、その後、使…

中国の貧富の差は米国以上に拡大している

中国人富裕層の急増 中国人の金持ちと言えば、以前は中国から東南アジアに移り住んだ華僑の人々が有名でしたが、最近は違います。 中国本土で急速に富裕層が増加している様です。 先日フランスの超高級不動産を買っているのが中国人だというお話をしましたが…

とっておきのアネクドート(続編その4)

スターリンの恐怖政治 今日は久しぶりのアネクドート特集です。 今回はあの怖ーいスターリンにまつわる話から始めましょう。 共産主義国のリーダーで怖い人は他にもカンボジアのポルポトとか色々いますが、恐怖で統治したリーダーの代表格といえばこの人でし…

蜜月時代から氷河期に入った英中関係

ついこの間の英中蜜月時代 昨日のブログで英国の中国に対する外交姿勢が厳しさを増しているというお話をしましたが、実は、ついこの間まで蜜月と表現して良いほどの関係を英国は中国と築いていました。 当時のキャメロン首相(在位2010年−2016年)は中国との…

フランス人から見た米中首脳会談

主要国の最後に中国と会談したバイデン大統領 ようやく水曜日の夜にバイデン大統領は習主席と電話会談を行いました。 これは新大統領が中国を軽視している訳ではありません。 全く逆です。 同盟国の全てと入念な打ち合わせを行った上で、中国との会談に臨ん…

歯周病は万病の元

歯周炎の恐ろしさを教えてくれたインド人歯科医 以前ロンドンに住んでいた頃、歯痛に悩まされ,歯科医に駆け込んだところ、歯周病だと診断されました。 その時に初めて、歯周病が様々な病気を引き起こす危険性についてインド人の歯科医から聞かされたのです…

米中対決の今後 - 豪元首相の分析

習主席と会談しないバイデン大統領 政権誕生後、バイデン氏は日本を含め主要国の首脳と電話会議を行いました。 その中にはプーチン大統領も含まれています。 しかし習主席とは未だです。 米中両大国の関係は今後どの様に推移するのでしょうか。 米誌ForeignA…

コロナがもたらすもの - パリの高級不動産市場には追い風が

コロナに負けない業種 新型コロナ感染は世界経済に大きなダメージを与えました。 飲食業や旅行業などはその際たるものです。 一方、コロナの影響を受けないどころか前年を上回る数字を示している業界もあります。 アマゾンなど電子商取引が典型的な例ですが…

溜まりに溜まった人々の消費マグマはどこへ向かうか

コロナで自由を奪われた人々の鬱憤 皆さんコロナ感染が収まったら何をしたいですか。 私はなんと言っても海外旅行ですね。 これほど海外に行かなかった年はなかったので、昨年は相当フラストレーションがたまりました。 私の様な海外旅行好きは珍しいかも知…

海外に出たがらなくなった日本の若者

海外雄飛の夢 最近、日本の若い人は海外にあまり出たがらないという話を聞きます。 私は若い頃、海外で生活したくてうずうずていたので、この話を聞いた時は驚きました。 会社に入ってから初めて飛行機に乗り、最初の到着地パリで見た凱旋門は今も忘れません…

ソフトなAmerica Firstを追求するバイデン政権

初の外交貴重演説 バイデン大統領が木曜日、初の外交基調演説を国務省で行いました。 海外の報道を見ていて驚いたのは、トランプ大統領が国務省にこの一年足を踏み入れてない事でした。 国務省はトランプ大統領からDeep Stateの巣窟と見なされ、敬遠されてい…

韓国軍の急速な縮小の背景

徴兵制の変化 韓国には日本と違って徴兵制があります。この徴兵制度はなかなか厳しいらしく、誰もが行くのを嫌がります。 サッカーのワールドカップではアジア予選を勝ち抜いたら徴兵制が免除になるなどの規定があった為、韓国選手は目の色を変えて戦いまし…

ミャンマークーデター真の理由は

突然起きたクーデター ミャンマーで起きたクーデターについては、連日の様に各種メディアで取り上げられています。 長く軍政が続いたこの国は、アウン サン スーチー女史のリーダーシップもあり、民主化への道を順調に歩んでいる様に見えました。 しかし今回…

Amazonは高度成長を維持できるか

米国の革命児ジェフ ベゾス ご存知の通り、Amazonの創始者ジェフベゾスが最初に扱ったのは書籍でしたが、瞬くうちに米国から書店を駆逐しました。 その勢いを駆って電子商取引に本格的に参入し、多くの小売店を閉店に追い込みました。 しかし、現在のAmazon…

ミャンマーのクーデターにおける軍部の計算

軍事クーデター発生 ミャンマーの軍事クーデターは一斉に世界中に報道されました。 ミャンマーは第二次世界大戦直後は東南アジアで最も豊かな国の一つでしたが、その後長く続いた軍政によって、隣国に抜き去られ、地域の最貧国の一つに数えられる様になりま…

外国人から見た菅首相支持率急落の理由

支持率の急落 菅首相の支持率が急落しました。 今では不支持率が支持率を上回る様になった様です。 これだけ短期間に支持率が落ちるのは珍しいケースですが、外国人から見るとその理由はどの様に見えるのでしょうか。 英誌Economistが「Suga Yoshihide is fa…