MIYOSHIN海外ニュース

世界の役立つ情報をわかりやすくお伝えします。

世の中

米国政府が唱える法人最低税率の導入に反対する国はどこか

税収を失った米国の呼びかけ 新しく米国の財務長官となったイエレン氏は、各国に最低法人税率の導入を呼びかけました。 最近、先進国の間で法人税率を下げる動きが活発化していました。 トランプ政権がその最たるものですが、イエレン財務長官はこの動きに反…

ヨルダンの政変に見られる中東政府の腐敗

宮廷内部から生じた政変 ヨルダンは人口一千万人に満たない中東の小国です。 しかし、この国はイスラエル、シリア、イラク、サウジアラビアの4カ国に囲まれているという点で、地域の安定には非常に重要な存在です。 イスラエルと国交を有している点もアラブ…

米国の新しい国家安全保障補佐官ジェイク サリバンとは何者か

44歳で要職に上り詰めた逸材 バイデン政権の重要閣僚として国家安全保障補佐官に任命されたのがジェイク サリバンです。 先日のアラスカでの米中会議にもブリンケン国務長官と並んで米国代表として出席しており、外交においても非常に重要な役割を担っている…

高級官僚養成校ENAを廃止に追いこんだ卒業生マクロン大統領

フランスエリート校の終焉 フランスのマクロン大統領は4月8日、国立行政学院(ENA)の廃止を発表しました。 この学校は高級官僚を要請するため、1945年にドゴール大統領によって設立された学校で、一学年80名という少数精鋭の教育を行い、歴代の大統領、大臣…

西側の作った国際秩序に対して真っ向から批判を始めた中国

アラスカ会議での応酬 先日アラスカで行われた米中高官会議で行われた議論は世界を驚かせました。 それまで米国に対してだけは、高圧的に出ることのなかった中国が米国を厳しく批判したのです。 この会議は、米国がこれまで築いてきた国際秩序に中国が公然と…

サプライチェーンの見直しには大きなデメリットも

巨大コンテナ船が象徴するグローバリゼーション 先日、スエズ運河で座礁した大型コンテナ船「エバーギブン」は全長400メートルで2万個のコンテナーを積めると聞いて驚きました。 こんな巨大な船が欧州とアジアを往復している事は、世界のグローバリゼーショ…

コロナ対策にもたつくEUが抱える本質的な問題

コロナ第三波に襲われたEU EUと英国のワクチンを巡る対立は今も続いている様です。この問題はEUが加盟27国に必要なワクチンを一括購買する権限を欧州委員会に与えた事から始まっています。 欧州委員会はワクチンの早期確保よりも価格の安さに重きを置いたた…

来年に迫った北京冬季五輪のボイコットはあるのか

ボイコットの可能性 次の冬季オリンピックは来年2月に北京で行われる予定です。 最近の新疆ウイグルや香港での中国の行動に対して、西側諸国から制裁措置が発表される中、北京オリンピックのボイコットという事態にまで発展するのでしょうか。 1980年のモス…

スエズ運河の座礁事故を解決した「星の巡り合わせ」

出典:BBC 天体現象に救われた巨大コンテナ船 日本の正栄汽船が保有する巨大コンテナ船「エバーギブン」を座礁したスエズ運河から開放するのに数週間かかるのではと予測する専門家もいましたが、幸運にも昨日船は離礁する事ができました。 予想より早い問題…

新疆ウイグルの問題に対して西側企業に踏み絵を迫る中国

アパレル企業が直面する二者一択 新疆ウイグル自治区における中国政府のウイグル人への弾圧は、最近欧米のメディアでしばしば取り上げられる様になりました。 英米に続いて、EUもついにこの問題に関して制裁措置を発表しました。 これに対して中国政府は反撃…

欧州復興基金にドイツ憲法裁判所が待ったをかけた

第三波が襲うEU各国 新型コロナ感染は欧州で再拡大しています。 フランスやドイツでは変異種の感染が進み、これに反応したドイツのメルケル首相は先日急遽ロックダウンを発表しました。 しかし、その後準備が整っていなかった事から、ロックダウンを取りやめ…

巨大コンテナ船の座礁 - どうやって船を解放するのか

出典:BBC 世界経済の大動脈での座礁事故 スエズ運河で大型コンテナ船が座礁したとのニュースが流れました。 原因は霧の様ですが、どうもこの船を元に戻すのは想像以上に大変な作業の様です。 英BBCが「Suez Canal: How are they trying to free the Ever Gi…

未開の大陸アフリカは覚醒するか

意外に大きいアフリカ大陸 アフリカ大陸の面積がヨーロッパの3倍あると言うと、多くの人は驚かれると思います。 見慣れたメルカトル図法で描かれた世界地図は両極に行けば行くほど大きく描かれるので、赤道を中心に南北に広がるアフリカ大陸は実際よりかなり…

無人運転で世界のリーダーに躍り出るか - 中国のIT巨人バイドゥ

バイドゥの急成長 バイドゥ(Baidu)という会社ご存知ですか。 中国語では「百度」と書く様ですが、中国で最大の検索エンジンを提供している会社で、そのシェアは何と70%にも上ります。 中国のIT企業といえば、アリババ、テンセント、ファーウエイ辺りが有名…

ワクチン接種レースでトップに躍り出たチリ

意外なトップランナー ワクチン接種において、先頭を走ったのはイスラエルでした。 英国や米国も急ピッチで接種を進めています。 しかし意外な伏兵が現れました。 それは南米のチリです。 人口比で言えばどうもこの国がワクチン接種レースのトップを走ってい…

日本型資本主義に将来はあるか

会社は誰のものか 昔、先輩から「会社は誰のためにあるのか」と質問されて、返答に窮した事を思い出します。 社員のためにあるのか、お客様のためにあるのか、はたまた株主のためにあるのか、会社が持つStake Holder(利害関係者)の数は多く、考えれば考え…

ワクチン接種で浮き彫りになったEUのアキレス腱

英アストラゼネカ社に責任転嫁したEU 新型コロナ感染の拡大は、世界中で政治家に活躍の場を与えました。 これ程までに政治家がテレビに継続的に映し出された事は、今までほとんど無かったはずです。 小池都知事やニューヨーク州のクオモ知事などは、人気の芸…

台湾産パイナップルを禁輸した中国の品格

パイナップル農家をいじめる中国 中国は台湾に対して圧力を強めていますが、最近台湾製のパイナップルの輸入禁止を決めました。 害虫が含まれていたことを口実にしていますが、明らかに蔡英文政権の揺さぶりを狙ったものと思われます。 米誌Foreign Policyが…

政治が関与した欧州のワクチン事情

使用を一時停止された英国製ワクチン 日本も遅まきながらワクチンの接種が始まりました。 日本が契約を結んでいるワクチンは英アストラゼネカ社と米ファイザー・独Biontech社の二つと報道されています。 その内1億2千万回(6千万人分)が供給される予定のア…

中国の高度経済成長時代は終わりを告げたか

期待を下回った経済成長率 中国は先週、今年の経済成長率を6%と発表しました。 これを受けて、我が国のメディアは一斉に、中国は世界的なコロナ感染拡大の中でも、6%と突出した経済成長を実現するという論調で報道しました。 私自身も正直、この6%とい…

英国とEU間のワクチン争奪戦は日本に影響必至

激しさを増すワクチン争奪戦 新型コロナ感染に対して、現在我々が有する最も効果的な対策はワクチンです。 ワクチンの接種が世界中で急ピッチで始まった今、大国間でワクチンの争奪戦が始まっている様です。 仏紙Les Echosが「Les vaccins au centre d'une n…

新法の導入により厳しい立場に追い込まれた香港の民主活動

新法の威力 昨年7月に突如導入された香港の国家安全法はその後の香港の状況を大きく変えてしまった様です。 新型コロナ感染拡大を口実に香港当局はデモや集会を禁じたため、香港の抗議活動はその後殆ど見られなくなってしまいました。 当局の民主活動家への…

根本的に変わった米政府のアフガン戦略

「グレートゲーム」の舞台アフガニスタン アフガニスタンという国は日本人には余り馴染みがない国です。 しかし、地政学的には非常に重要な国ですので、近代に入ってから大国間の抗争の舞台になってきました。 19世期にはロシアの南下政策を警戒する英国が、…

中東におけるアラブの時代は終わった- 影響力を増す非アラブ国(イスラエル、トルコ、イラン)

エルドアン大統領に電話を掛けないバイデン 大統領 バイデン 政権は、トルコについては重要であるが故に、極めて慎重に扱っている様です。 トルコは言うまでもなく、NATOのメンバーであり、米国の地域戦略において重要な同盟国として機能してきました。 しか…

コロナの最中に増税を発表した英国蔵相

増税に関する英国国内評価 一昨日、英国の蔵相がコロナの真っ只中で法人税の大幅増税を発表した事を取り上げました。 フランスの経済紙はこの予算案を「英国の勇気ある決断」と称賛しましたが、当の英国ではどの様な評価がされているのでしょうか。 英誌Econ…

バイデン 氏の中東戦略はどうあるべきか

動き始めたバイデン 氏の中東戦略 バイデン 政権は、先日シリアにおいてイランが支援する武装組織を空爆しました。 イランとの核合意を再交渉しようとする姿勢を見せるバイデン 政権がこのタイミングで何故イラン系の武装組織を攻撃したのでしょうか。 英誌E…

ロックダウンの最中に増税を発表した英国首相の勇気

金融緩和の流れに棹を刺したジョンソン首相 昨年来、コロナ感染の広がりとともに、多くの国が歴史上例を見ないほどの金融緩和に踏み切りました。 その結果、実体経済は低迷しているにもかかわらず、株や不動産価格は上昇するという不可思議な現象が生じてい…

電気自動車売り上げで首位に立った欧州の死角

急成長を遂げる電気自動車市場 ついこの間まで、電気自動車(EV)というのは、地球温暖化に敏感な一部の消費者には評価されていましたが、航続距離が短いことや、車両価格が高いことから、一般の消費者にはそっぽを向かれていました。 しかし、ここのところ…

カショギ氏暗殺事件に関するCIAレポート公表される

カショギ氏暗殺事件の真相明るみに サウジ人の国際ジャーナリストだったカショギ氏がイスタンブールのサウジ領事館で暗殺された事件については、このブログでも何度か取り上げてきました。 トランプ大統領はこの事件の真の責任者であるサウジのムハンマド ビ…

不倶戴天の敵だったトルコとロシアの接近

トルコとロシアの接近 最近トルコはシリア、ナゴルノカラバク、リビア等周辺国の軍事作戦に積極的に参加しています。 その殆どの紛争で、ロシアが敵側に名を連ねています。 古くからロシアとトルコは数多くの戦争を経験し、仮想敵国として対峙してきましたの…