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中南米で急拡大するコロナ感染

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コロナの勢いは止まらない

コロナは、北半球の主要先進国では、一応の収まりをみせつつありますが、開発途上国は感染拡大が全く止まっていません。

特に中南米諸国では、猛烈な勢いで感染が広がっている様です。

日本を含めた先進国では、コロナ疲れといった症状がマスコミの報道にも見られますが、まだまだコロナに関しては、目を光らせておく必要があります。

南半球から再度コロナが、北半球に第二波として再上陸するという事も十分考えられます。

ウォールストリートジャーナルがブラジル、メキシコ等での現状をスクープしていますので、簡単にご紹介しましょう。

中南米の厳しい現実

ブラジルでは、人口2億1銭万人の人口に対して、コロナの死者数は5万1千人を超えました。

これを上回るのは米国だけですが、ワシントン大学の予測によれば、8月にはブラジルの死者が16万人を超え、米国を上回る模様です。

中南米は、コロナの新たな感染の中心地になりつつあります。

この地域が世界の人口に占める割合は8%ですが、過去2週間の死者数は世界の47%を占めています。

コロナは経済への悪影響も大きく、コロナ感染が広がる中、中南米の多くの国で貧困層が急激に拡大しています。

メキシコでは6月末までに最大1000万人が貧困層に転落すると予想されています。

コロナが中南米で流行る理由はいくつかあります。

  1. 貧困層の多くは、コロナが感染しているからと言って、ソーシャルディスタンスをとる様な余裕がありません。日雇い労働者は三密の現場に出て行かざるを得ません。
  2. 政府に対する信用がないので、病院に行く事を避ける傾向があり、検査もあまり行われていません。米国では千人に対して83人が検査を受けていますが、メキシコではたった3.3人です。

コロナは中南米の二つの大国、ブラジルとメキシコに最も大きな打撃を与えました。両国の大統領は、コロナの危険性を軽視して、経済再開を押し進めました。

発展途上国を蝕むコロナ

上記がウォールストリートジャーナルの要約ですが、中南米が相当悲惨な状況である事が改めて理解できました。

各国の新規感染者数がどうなっているのか、少し調べてみました。下記のグラフをご覧ください。(出典:Johns Hopkins University)

このグラフを見てもお分かりの通り、もはや新規感染者数トップ10に入る国の殆どは発展途上国に変わっています。そして中南米の国々が多くランクインしています。

欧州各国はもはやピークアウトしています。ロックダウンの効果があったという事でしょうが、逆に言えば、ロックダウンを行うだけの体力、余力があったと言う事でしょう。

そんな余裕の無いしかも医療体制が脆弱な国々で、コロナは猛烈な勢いで、感染拡大しています。

日本や中国、欧米といった国々の状況に、目が奪われがちですが、世界を見れば、コロナの感染は全く収まる気配を見せていません

世界の感染者総数は、右肩上がりにまっすぐ伸びています。コロナは全く終息していません。それどころか、発展途上国で、その拡大の勢いを更に強めているといった方が正しいでしょう。

 

最後までお読み頂き、有り難うございました。