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コロナ集団免疫予想外に早く実現かー欧米メディアの伝える研究結果

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集団免疫とは

コロナの感染を終息させるためには、集団免疫を獲得する必要があると言われています。

集団免疫を獲得するには、国民の何割が免疫を得ればよいのでしょうか。

これは一人の感染者が何人に移すかを表す「基本再生産数」にもよりますが、この数値を欧州の例から2.5ととると国民の約6割が免疫を持つと、感染は終息すると言われています。

スウェーデン英国はこの集団免疫を獲得しようと、敢えてロックダウンを行ないませんでした。

英国はその後、犠牲者の急増に耐えかねて、ロックダウンに踏み切りました。

現在では、集団免疫を得るべく、ロックダウンを行わずコロナ対策を行っているのはスウェーデンのみとなりました。

集団免疫が得られるとどんなメリットが得られるのでしょう。

ロックダウンすれば一時的には感染拡大を抑える事ができますが、国民に免疫ができていませんので、ロックダウンを解除すると再び感染が広まるのです。

ロックダウンを解いた欧米諸国はどこも第二波の感染に怯えています。

ワクチンが開発されるまでは、ロックダウンは当面の感染者数を抑える手段でしかないのです。

ウォールストリートジャーナルが伝える新しい研究結果

米紙ウォールストリートジャーナルが「コロナの集団免疫予想より早く実現か」と題して記事を掲載しました。

そこには新たな研究結果が記載されていましたので、ご紹介したいと思います。

二つのコロナウイルスの存在

新型ウイルスに関して研究が進むにつれて、新たな事実が明るみに出てきました。

ひょっとすると集団免疫が意外に早く実現するかもしれません。

武漢で感染が始まったのは昨年の11月ですが、今年1月23日まで、武漢はロック封鎖しませんでした。

その間約2ヶ月にわたって、ニューヨークやロンドンを含む国外30都市に向けて直行便が武漢から飛び立っていきました。

当然、その間ウイルスは世界中に拡散されたはずです。

それではロックダウンを行っていないのに、武漢以外でコロナ感染が何ヶ月も広がらなかったのは何故でしょうか。

最新の研究で、突然変異でウイルスの毒性が高まった事が明らかになってきました。

遺伝子の変異が起きてウイルスに突起が出来、細胞にくっつきやすくなった様です。これで感染力が一気に高まりました。

欧米で急速に感染したウイルスはこの突然変異したもので、「G614」と呼ばれます。これに対して突然変異する前のものは「D614」と呼ばれています。

3月に欧州やニューヨークで猛威を振るったウイルスは毒性の高いG614で、昨年12月に米国西海岸で広がったものはD614だと推測されています。

抗体がなくてもT細胞がコロナを撃退

最近の研究でわかってきたことは、欧州や米国には重い症状を引き起こさない弱毒性のウイルスに既に感染した人が多くいる事です。

新型コロナに感染した事がない人でも、過去に別のコロナウイルスに感染した事があれば、「メモリーT細胞」と呼ばれる細胞が、新型コロナを を撃退してくれる様なのです。

ラホヤ免疫学研究所のチームは、2015~18年に採取した血液検体の約半数から、体内に残存するT細胞を検出しました。

また、最新の研究では、新型コロナの軽症者や症状が出ない人は、抗体検査をしても陽性にならないケースが多いのですが、一方、T細胞を有しているケースが多い事も明らかになってきています。

これらのことから何が言えるかといえば、現在行われている抗体検査は新型コロナに免疫を持つ人の数を大幅に過小評価している可能性が高いという事です。

T細胞は日本人にも

このT細胞の存在に関しては、英BBCも「新型ウイルスの免疫ー予想を上回る人が保持、スウェーデン研究」と題した記事で取り上げており、抗体検査だけでは免疫を持つ人の数を測れない点に関して言及しています。

毒性を増した「G614種」への抗体を持たなくても、過去に別のコロナウイルス に感染していれば、T細胞が体内に残ります。

これが新型コロナを撃退してくれるのであれば、集団免疫も意外に早く達成できるかも知れません。

日本のコロナ死亡者が異常に少ない点については欧米人は理解に苦しんでいる様で、以前、下記のブログで取り上げた事がありました。

 

www.miyoshin.co.jp

 

東大の児玉教授は「日本人は、Covid 19とは違うが、類似したコロナウイルス に既に罹った事がある。」と主張されていますが、今回の英米メデイアの報道と児玉教授の指摘は一致します。

更なる研究が必要ですが、日本人はこのT細胞のおかげで、新型コロナへの感染を免れているのかも知れません。

 

最後まで読んで頂き、有り難うございました。