MIYOSHIN海外ニュース

世界の役立つ情報をわかりやすくお伝えします。

北朝鮮にどう向き合うか- バイデン 政権に打つ手はあるか

アジアを不安定にする北朝鮮 北朝鮮は昨年新型コロナ感染が始まって以来、自国を鎖国化し、生命線であった中国との取引も自ら断ちました。 これは北朝鮮の国民に大きな負担を与えている事は間違いありません。 北朝鮮の存在はアジアの平和安定に大きな懸念材…

Quadの狙いと今後の見通し

Quad首脳会議行われる 12日、米日豪印の4カ国の首脳がオンラインで所謂Quad会議をオンラインで行いました。 このQuadは中国包囲網を形成する首脳4カ国の集まりであると言われますが、その狙い、今後の展望について、米誌Foreign Policyが「Quad Summit’s Vac…

中国の高度経済成長時代は終わりを告げたか

期待を下回った経済成長率 中国は先週、今年の経済成長率を6%と発表しました。 これを受けて、我が国のメディアは一斉に、中国は世界的なコロナ感染拡大の中でも、6%と突出した経済成長を実現するという論調で報道しました。 私自身も正直、この6%とい…

英国とEU間のワクチン争奪戦は日本に影響必至

激しさを増すワクチン争奪戦 新型コロナ感染に対して、現在我々が有する最も効果的な対策はワクチンです。 ワクチンの接種が世界中で急ピッチで始まった今、大国間でワクチンの争奪戦が始まっている様です。 仏紙Les Echosが「Les vaccins au centre d'une n…

新法の導入により厳しい立場に追い込まれた香港の民主活動

新法の威力 昨年7月に突如導入された香港の国家安全法はその後の香港の状況を大きく変えてしまった様です。 新型コロナ感染拡大を口実に香港当局はデモや集会を禁じたため、香港の抗議活動はその後殆ど見られなくなってしまいました。 当局の民主活動家への…

根本的に変わった米政府のアフガン戦略

「グレートゲーム」の舞台アフガニスタン アフガニスタンという国は日本人には余り馴染みがない国です。 しかし、地政学的には非常に重要な国ですので、近代に入ってから大国間の抗争の舞台になってきました。 19世期にはロシアの南下政策を警戒する英国が、…

中東におけるアラブの時代は終わった- 影響力を増す非アラブ国(イスラエル、トルコ、イラン)

エルドアン大統領に電話を掛けないバイデン 大統領 バイデン 政権は、トルコについては重要であるが故に、極めて慎重に扱っている様です。 トルコは言うまでもなく、NATOのメンバーであり、米国の地域戦略において重要な同盟国として機能してきました。 しか…

東日本大震災後、生まれ変われなかった日本

大震災は日本を変えたか 丁度10年前の3月11日に超大型地震が東北地方を襲いました。 この地震は津波と共に多くの犠牲者を出しましたが、10年後に日本をどう変えたのでしょうか。 この点に関して英誌Economistが「The Fukushima disaster was not the turning…

コロナの最中に増税を発表した英国蔵相

増税に関する英国国内評価 一昨日、英国の蔵相がコロナの真っ只中で法人税の大幅増税を発表した事を取り上げました。 フランスの経済紙はこの予算案を「英国の勇気ある決断」と称賛しましたが、当の英国ではどの様な評価がされているのでしょうか。 英誌Econ…

バイデン 氏の中東戦略はどうあるべきか

動き始めたバイデン 氏の中東戦略 バイデン 政権は、先日シリアにおいてイランが支援する武装組織を空爆しました。 イランとの核合意を再交渉しようとする姿勢を見せるバイデン 政権がこのタイミングで何故イラン系の武装組織を攻撃したのでしょうか。 英誌E…

ロックダウンの最中に増税を発表した英国首相の勇気

金融緩和の流れに棹を刺したジョンソン首相 昨年来、コロナ感染の広がりとともに、多くの国が歴史上例を見ないほどの金融緩和に踏み切りました。 その結果、実体経済は低迷しているにもかかわらず、株や不動産価格は上昇するという不可思議な現象が生じてい…

電気自動車売り上げで首位に立った欧州の死角

急成長を遂げる電気自動車市場 ついこの間まで、電気自動車(EV)というのは、地球温暖化に敏感な一部の消費者には評価されていましたが、航続距離が短いことや、車両価格が高いことから、一般の消費者にはそっぽを向かれていました。 しかし、ここのところ…

カショギ氏暗殺事件に関するCIAレポート公表される

カショギ氏暗殺事件の真相明るみに サウジ人の国際ジャーナリストだったカショギ氏がイスタンブールのサウジ領事館で暗殺された事件については、このブログでも何度か取り上げてきました。 トランプ大統領はこの事件の真の責任者であるサウジのムハンマド ビ…

不倶戴天の敵だったトルコとロシアの接近

トルコとロシアの接近 最近トルコはシリア、ナゴルノカラバク、リビア等周辺国の軍事作戦に積極的に参加しています。 その殆どの紛争で、ロシアが敵側に名を連ねています。 古くからロシアとトルコは数多くの戦争を経験し、仮想敵国として対峙してきましたの…

同盟国日本を評価する声米国で高まる

インド太平洋地域の要 バイデン政権の外交政策における最重要地域がインド太平洋である事は、ご存知の通りですが、この地域における最も重要な同盟国はどこでしょうか。 米国では日本を再評価する動きが高まっている様です。 米誌Foreign Affairsが「Japan I…