MIYOSHIN海外ニュース

世界の役立つ情報をわかりやすくお伝えします。

アフガニスタンからの全面撤退を決断せざるを得なかったバイデン 政権

3.11事件が決断させたアフガニスタンへの派兵 昨日のブログでミャンマーがアフガニスタンの様な破綻国家になってしまう可能性について書きましたが、そのアフガニスタンの現在の状況はどうなっているのでしょうか。 バイデン 大統領はこの14日アフガニスタ…

日米首脳会談から日本が勝ち取るべきもの

最初の首脳会談の相手として菅首相を選んだバイデン 大統領 バイデン は最初に面談する首脳として日本の菅首相を選びました。 いよいよ今週ワシントンで日米首脳会談が行われます。 この会談の主要議題が中国である事は間違いありませんが、この会談を米国側…

ミャンマーの軍事政権を抑える手立てはあるのか

犠牲者が増加の一途を辿るミャンマー ミャンマーの混乱は増すばかりです。 メディアが伝えるところによると、軍の武力による鎮圧により、市民の犠牲者は既に700名を突破した様です。 ミャンマーは長く軍政が続き、東南アジア諸国の中では、経済発展が遅れま…

福島原発の排水放出に対する海外からの視線

増え続ける汚染水 福島原発が最大級の津波に襲われたのは10年前の事でした。 その後遺症は今でも日本を苦しめています。 メルトダウンを起こした原子炉を冷却するための水の使用は今も続いており、その汚染水はタンクに入らないほどの量になり、遂に日本政府…

新疆ウイグルの問題は世界の太陽光発電事業に波及か

新たな米中対立の火種 新疆ウイグル地区におけるウイグル族に対する中国政府の弾圧は米国政府のみならず、EUも問題視しており、同自治区で生産される綿花は欧米の主要アパレル業者からボイコットの対象になりましたが、これに反発する中国側はこれらアパレル…

米国政府が唱える法人最低税率の導入に反対する国はどこか

税収を失った米国の呼びかけ 新しく米国の財務長官となったイエレン氏は、各国に最低法人税率の導入を呼びかけました。 最近、先進国の間で法人税率を下げる動きが活発化していました。 トランプ政権がその最たるものですが、イエレン財務長官はこの動きに反…

ヨルダンの政変に見られる中東政府の腐敗

宮廷内部から生じた政変 ヨルダンは人口一千万人に満たない中東の小国です。 しかし、この国はイスラエル、シリア、イラク、サウジアラビアの4カ国に囲まれているという点で、地域の安定には非常に重要な存在です。 イスラエルと国交を有している点もアラブ…

米国の新しい国家安全保障補佐官ジェイク サリバンとは何者か

44歳で要職に上り詰めた逸材 バイデン政権の重要閣僚として国家安全保障補佐官に任命されたのがジェイク サリバンです。 先日のアラスカでの米中会議にもブリンケン国務長官と並んで米国代表として出席しており、外交においても非常に重要な役割を担っている…

高級官僚養成校ENAを廃止に追いこんだ卒業生マクロン大統領

フランスエリート校の終焉 フランスのマクロン大統領は4月8日、国立行政学院(ENA)の廃止を発表しました。 この学校は高級官僚を要請するため、1945年にドゴール大統領によって設立された学校で、一学年80名という少数精鋭の教育を行い、歴代の大統領、大臣…

経済危機は既に終わったのか - 急回復する米国経済

一足先に回復する米国経済 米国経済が急回復している様です。 あれだけ新型コロナの感染が広がった米国は、経済回復にかなりの時間が必要だと思われていましたが、ワクチンの急速な接種や思い切った景気刺激策の効果などもあり、先進国の中でも一足早く経済…

西側の作った国際秩序に対して真っ向から批判を始めた中国

アラスカ会議での応酬 先日アラスカで行われた米中高官会議で行われた議論は世界を驚かせました。 それまで米国に対してだけは、高圧的に出ることのなかった中国が米国を厳しく批判したのです。 この会議は、米国がこれまで築いてきた国際秩序に中国が公然と…

コロナ感染下、高騰する先進国住宅価格

大きく外れた予測 新型コロナの感染が始まった頃、多くの人が世界は深刻な経済危機に見舞われ、その規模はリーマンショックを上回るモノになるのではと予測しました。 実際、世界の株価は一時下落しましたが、その後、右肩上がりで上昇し、米国を初め多くの…

バイデン政権は北朝鮮問題をいかに解決すべきか

日米首脳会談での最重要議題 今月16日に菅首相はバイデン 大統領との首脳会談に臨む予定です。 日本の首相が直接の面談相手としては最初に指名された事は特筆すべき事ですが、そこで協議される議題は解決が困難なものばかりです。 その中でも北朝鮮問題は台…

サプライチェーンの見直しには大きなデメリットも

巨大コンテナ船が象徴するグローバリゼーション 先日、スエズ運河で座礁した大型コンテナ船「エバーギブン」は全長400メートルで2万個のコンテナーを積めると聞いて驚きました。 こんな巨大な船が欧州とアジアを往復している事は、世界のグローバリゼーショ…

ノーベル賞対象となったゲノム編集ツールの光と影

新型コロナワクチンにも貢献した遺伝子編集技術の進歩 2020年のノーベル化学賞は遺伝子編集の内部の仕組みを発見した事から、カリフォルニア大学の科学者であるジェニファー ダウドナと彼女の共同研究者であるエマニュエル シャルパンティエに与えられました…