コロナ前に戻るか ワクチン接種の広がりとともに、世界経済は回復途上にあります。 しかし世界の主要都市では、経済活動が元に戻っていません。 テレワークの普及により、都市から流出した人々は元に戻ってこないのでしょうか。 この点に関して、英誌Economi…
米国依存に警鐘を唱える仏大統領 アフガニスタンからの米国のあっという間の撤退は、同盟国に動揺を広げました。 特に中東やアフリカの親米国は肝を冷やしたに違いありません。 米国が20年の歳月と膨大な資金、兵力を投入し、国づくりに注力したアフガニスタ…
論調に変化が見られる欧米メディア アフガニスタンからの米軍の急速な撤退は大きな混乱を引き起こし、世界中からバイデン政権に対する非難の嵐を巻き起こしました。 欧米のメディアも例外ではなく、米国の威信を損なったとか、同盟国が離反するといった趣旨…
突然の菅首相の発表 今日、大阪のホテルで菅総理が今月下旬に予定される自民党総裁選挙に出馬しないというニュースを聞きました。 これには驚きました。 菅総理は盟友である二階幹事長の首をすげ替えても、総裁として続投したいとの意向を持っていたからです…
コロナが拡大する貧富の差 世界各国で貧富の差は拡大傾向にある様です。 新型コロナ感染の広がりは、テレワークが可能な高所得者層と現場に出勤を余儀なくされる低所得者層の社会的不平等感を更にかきたてました。 この不平等感に着目したポピュリスト政治家…
IT企業への締め付けを強化する中国 中国政府は最近世界を騒がせるニュースを提供してくれています。 特にIT企業に対する圧力は西側では見られないもので、アリババの創始者ジャック マーが失踪したり、最近は外資のオンライン教育塾が廃業に追い込まれたりし…
米中対立の将来を占う 米国がアフガニスタンやイラクから撤退しているのは、中国との対決に米国の持つ資源を集中させようと言う狙いからです。 今後数十年間は米中の覇権争いが国際政治の基調になる事は間違いなさそうです。 その対立の結果はどうなるのでし…
米国がアラブに残したもの 米国のインド太平洋シフトはバイデン政権になってからそのスピードを増しています。 かつては唯一の超大国として君臨した米国も、中国の急速な台頭を前に、大規模なリソースのシフトを余儀なくされているわけですが、そのプロセス…
帝国の墓場 アフガニスタンは「帝国の墓場」として知られており、過去に英国、ソ連、そして今度の米国と大国が関与を試みましたが、結果的に失敗に終わっています。 タリバンによる統治が今後始まる事が予想されますが、それを近隣諸国はどの様に見ているの…
カブール国際空港の運営は継続可能か タリバンに対する地方軍閥の反乱が起きたと報じられていますが、大勢としてはタリバンがアフガニスタンを制定したのは事実の様です。 タリバンが過去にアルカイダを国から排除しなかったとか、麻薬取引で運動資金を得て…
天才投資家の専攻科目 ジョージ ソロスと言えば言わずと知れた投資の神様ですが、彼と並び称されるジム ロジャースと共に伝説的なヘッジファンドを立ち上げ、史上最高とも言われる投資実績を記録した事で知られています。 この二人経歴を調べてみると、両者…
出典:Economist 3Dプリンターの急速な進歩 3Dプリンターという言葉は最近良く使われる様になりましたが、社会に広く使われる様になるには時間がかかると思われていました。 しかし、最近は家やアパートといった大きな建造物を3Dプリンターで作るというプ…
アフガンの失敗の原因 米国は一時世界の警察官と言われ、世界中の多くの紛争に介入しました。 成功した事例がないわけではありませんが、ベトナムや今回のアフガニスタンに見られる様に、ほとんど失敗しています。 今回、米国政府はアフガニスタン政府や社会…
欧州から見たカブール陥落 カブールの陥落に関するバイデン 政権の責任について、トランプ前大統領は「米外交史における最大の恥」とまでこき下ろしていますが、同盟国の欧州の反応はどうなっているのでしょうか。 仏紙Les Echosが「L'échec afghan, une ter…
再び犯した過ち 今回のアフガニスタンにおける米国の失敗は、ベトナム戦争に重なって見えます。 米国はベトナム戦争で悲惨な敗北を味わった筈なのに、どうして同じ過ちを繰り返すのでしょうか。 この点について英誌Economistが「Why America keeps building …